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2013年01月29日
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カテゴリ:哲学研究室
 現代における物理学的宇宙論(形而上学の一種)は、全体の質料重量が推定できる有限な宇宙である。宇宙の地平には地球上の地上のように限界が見えないが、時空全体では大きさがあり、膨張中であるが無限ではない、となっている。
 宇宙の種子については曖昧だが、現代は、それを語り出そうと必死である。

 アナクシマンドロスの宇宙論は、神々を認め、無数の世界を認め、生命の変異を認め、存在(認識)に伴う時間の関与と不正を認める、特異なモノである。現代の宇宙論とは全く異質で、実は小生の宇宙観と極めてよく似ている。
 ウラノスを構成する、そらの星星だけが宇宙(コスモス)ではないのである。日常もまた、わからない宇宙の一部である。だからといって、コスモスが秩序であるかどうかも不明なのである。
 有限ではないので、対象化して語る事ができない。ただただ不正の償いによって存在するモノとの償いを取り戻すのみである。

 湿ったモノ、感性的なモノや軟い生命のモノを語ろうとする、この思想家には哲学の源泉的息吹を感じる。
 未だ哲学(無知の知の弁証論)ではないのだが、通じるものがある、ということである。
 知識目的に支えられての、対象的自然というモノの研究とは、縁もゆかりもないことが理解できるだろうか。
 包摂的に宇宙全体、(たとえば物質の構造)を語りだしてしまおうとする、形而上学とも無縁な思想、なのである。

 その、包摂的に宇宙全体を語りだしてしまおうとする思想家も、もちろん居る。
 それがパルメニデスとヘラクレイトスという、いずれも抜きん出た知の巨人である。形而上学を語ろうとするごうがんな人には知的な巨人が多い。
 この二人は対比させると面白いので、同列で述べていきたい。






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最終更新日  2013年01月29日 07時16分08秒
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