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2013年03月07日
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カテゴリ:哲学研究室
 ましてや、拘ってはならないと大昔の哲学者から警告されている「命題に」拘り続けていることにも反省は無い。
 だから全ては悲劇的な破綻で終わるだろう、というのが浅薄な小生の危惧である。

 カント先生の時代には、未だ悲劇的な破綻で終わるのは火あぶりに遭う哲学者や魔女だけだった。
 個々人の時間と空間は、未だ宇宙論へと立て組まれてはおらず、宇宙論というのは世間とは無縁な智者の語る深遠な形而上学であって、自分の日常が直面したささやかな疑問や絶望の恐怖のことではなかった。
 今日のように、都市ごと火あぶりに遭うことを恐れる必要はなかった、ということである。

 カント先生についても、タ・フィシカで詳しく論じたので素通りしたい。

 思惟の大ケーレ(転回)を自覚して、もう老境に至って、自然科学の啓蒙思想家(ソフィスト)から哲学者に180度転向したことを正直に述べている。
 純粋理性批判という人類最高の哲学書をモノにし、モノ自体は無いということを明確にし、人の本性としての自由を見出し、純粋悟性概念の図式というカテゴリーを見出した大先生である。
 先生の業績の全貌は未だ正しく評価されておらず、そもそも本の文章が長ったらしすぎてロクに読めない。裾野が広いので小生のようなアホにもとっつけているのだが、山脈に分け入って登るには、かなりの知力がないとムリだと思う。

 だから、哲学、ということの言い訳では、あえて無視したい。未だ全貌が見えない。
 見習うべき最高の先生だ、とのみ述べて。
 同時に、カント先生によって紹介された先輩のプロイセン人哲学者、ミコワイ・コペルニクのことも忘れてはならないだろう。
 天文学の先駆者にされてしまったが、この先生が述べたのは惑星の簡易軌道計算法という哲学であって、地動説という形而上学ではない。





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最終更新日  2013年03月07日 07時29分59秒
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