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2013年05月20日
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カテゴリ:哲学研究室
 小生が提唱しているのは、合目的哲学を、哲学の側から見直そうではないか、ということである。
 哲学が冤罪で殺されてしまって、技術的な課題のみが、あてどなく先立てられてしまっている。
 いわく、共有する価値観の喪失である。ヘーゲル哲学(現象学)に乗った人々に共通する、ニヒリスムスという現象である。

 ニヒリスムスは、いくら見つめてもニヒリスムスなのである。愛馬であったとしても、死んだ馬、だからである。
 その事態を招いたのが実存論を持ち出した人々の側の問題ではなく、形而上学という人類の宿命的な立て-組み認識にある、ということを、先のメ・タ・タ・フィシカで主張したつもりである。ライプニッツという楽天家の哲学博士が元凶なのだと。

 そしてこれにも契機があって、アリストテレス先生の哲学が合目的に知識体系として立て-組まれ、哲学とは無縁なものに成り果てていた。そう主張したのが、その前に書いた先のタ・フィシカの2巻である。
 存在者の存在という神をメ・タ・タ・フィカで再検討して、この考えは正しいと思うようになってきた 。

人は考える葦ではなく、そのように強靭に存在者の存在と相対峙できるような存在でもない。むしろ大地が愚痴るアブクのようなオルガンである。
 主体意思や魂などについてはこれまで徹底的に検証されてきたのだが、対象化して合目的に認識できるモノではない、ということが無視されてきた。
 ましてや、そのような認識されないモノに従うことの危険は、顧みられてこなかった。哲学が、利用され、かつ無視されてきたのである。






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最終更新日  2013年05月20日 06時14分52秒
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