雨の予報のときは気をつけてハウスへ取り込んでいたが、先日の夜の雷雨は無防備だった。
　短時間さっと降るなら問題ないが、異常に激しくしつこく降った。
　これが原因と思う。キャベツ苗が腐り、サニーレタスが全滅し、チコリがほとんど壊滅。蒔きなおした。
　南園で蒔いたやつはナメクジが犯人だと思う。薬剤漬けにしてあったのに、こちらは根っこだけになった。

　例年、この時期の苗が、問題なくできたためしはない。
　今年は虫除けトンネル利用のポットも試験しているが、こちらはたぶん、暑さで全滅すると予想している。すでに欠けて、まばらになってきた。
　令温室でもない限り、秋冬野菜用の苗を育てるというのは容易ではない。
　9月に入ればなんとかできるが、今度は生育が間に合わないのである。日当たりが悪すぎるから、である。

　今日も午前の早い時刻、熱中症寸前までねばって、赤ネギを草の海から救出した。
　ネギの方も1ｍはとうに超えているが、草のほうは1.5ｍ。ほっとくと枯れる。
　秋冬野菜用の畝作りなどは、もうおざなりの適当で、堆肥入れも耕作も間に合わない。だから不耕起。
　不耕起の方が成績もいい場合があるらしいが、ズボラ農園の成績は、よくない。
　キュウリも、よく実っているｆ１は早くも枯れ始め、地這いはサッパリ採れていない。　ずっと採れて来たトマトにも疲れが見られ、省力栽培試験のナスは見るからに暑さで弱ってきた。その割には採れている方だが。
　省力とは、草から救出以外は一切手をかけない、ということ。今年は特に、支柱も剪定も、一切やっていない。実の重みで倒れて、寝ている。

　同じ放任栽培のカボチャも、さっぱり実っていない。
　夏の作物だといっても、37度とかは、やはり野菜にもダメなようだ。
　キュウリの量が多いので、生も、ぬかづけも、キムチ風も、もう飽きてきた。冬なら漬物が長期もつのだが、夏はムリ。
　そのうち、遅れているタイガーメロンがどわっと採れて、処置に困るはずである。