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2013年12月11日
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カテゴリ:哲学研究室
 情報操作が行われてきた、のである。情報工学の本当の成果である。
 ノードに見えているモノを見てわかるように、情報工学が立てー組もうとしているのはハードなモノではなく、量化済のソフトでもない。
 全体、なのである。究極のデーターベースなのである。

 クラスを立てー組むことに、人というクラスをも立てー組むことを想定している。
 情報が、人の情報であるがゆえに、人はクラスを扱える。
 同様にクラスは人を扱えるのである。
 人が情報を得て、情報は人を獲つつある。

クラスがまるで、標準基準のように振舞っているのである。形而上学に導かれているのであるから、当然である。
 クラスを立てー組むことが情報を立てることであり、これは立てー組みの構造化を図るということなのだが、ここで起きているコトは独特である。

 対象認識が、この構造を立てる。
 だが、構造として見えている部分は実は破綻で、有効な部分は情報としてインスタンス可能な部分である。データ蓄積に有効な部分である。
 つまり表には出てこないが、ここで行われているのは「直感の形式の基準を作ること」、なのである。構想力の基準を、仕立てている。
 その限界や破綻を示しているのがノードである。現状では末端の機器である。

 量化を図るコトのうちちに、美にも似た構想力の基準仕立てが行われている。
 時間・空間が仕立て直され、単なるイメージではない、モノが生まれているのである。 
 ポイエシスの出来事をイメージ主導で批評として企画することは、詩作の本意に反するし危険な行為だと、近代詩人の第一任者であった萩原朔太郎は、正しく認識していた。彼のイマジズム批判は氷島の序文で明確にされている。
 新しい時代の詩の思潮を前に時間・空間が仕立て直されていくなかで、彼は氷島の世界に閉じ込められ、立てー組まれて窒息していったのである。
 全体が台頭し、大勢翼賛する時代には、人もポイエシスも圧殺されていく。
 情報操作が行われ始めるからである。現代が、まさにその時代である。





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最終更新日  2013年12月11日 07時32分55秒
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