貿易収支が赤字だから日本経済がヤバイ、などとおかしなことを言う政治家がいる。
　原発が止まったから、高価になったガスや石油の輸入量が増え、日本製品のコストが上がって、またまた収入が減る、といった、おかしなことを言う人も多い。
　そういう人に限って、常識はずれの役員収入を、あっちこっちからもらって、豪華なシャンデリアの宮殿のような家に住んで、ロシア軍を呼び込んで、ウハウハ言っていたりするのである。

　そもそも国民の1％もいない資本家を儲けさせて、それで景気を上げようとしたり、物価を上げて景気を上げよう、などというのは、おかしげな行為なのだが、誰もがカネに飢えているので、そんなおかしげな行為でも、もしかしたら、と全員期待しているのである。
　実はオイラも、首をかしげながらも、半ば期待していた。

　しかし、もう、あきらめたほうがいい。
　数ヶ月先の景気のどん底を予想して、今日も株はズルーーと下がった。今後、1万5千円を超えることは、たぶん、ない。
　ウクライナがどうのこうの、というのは口実で、要するに日本円が安定通貨としてカイに入られ、円高となったので、ヨーロッパ人が日本株を、またまた売った、のである。
　日本人の個人投資家など、欧米人の資金力の数分の1。すでに日本の企業のほとんどは、欧米のユダ連中の支配下にある。

　日本経済がヤバイのは、おかしげなことを言う人たちが、彼らに上納金を貢いできたからである。
　その額が大きすぎて給与の支払いにもコト欠くようになってきて、あげくの果ては、給与を減らす合理化の算段として、正社員を、派遣や単なる雇いに次々と変えているのである。
　これが、実は、日本経済を貶めている根本原因、である。s世界経済をも、だが。
　最も多い底辺層の収入をけちって、1％未満の人々の儲けの総額に積み上げている。

　だから、日本経済がヤバくなってきているのである。