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2014年03月07日
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カテゴリ:哲学研究室
 ロゴスの目的、ミュトスの目的、その双方とも、誤っているように感じる。
 ロゴスもミュトスも神話のモノであり、メタモルフォーゼのうちにある。つまり明確な目的など、ないのである。ロゴスは「神々の力」、で、あるにすぎない。
 それではどうして、演繹とか、帰納といった、現実の範疇のゴトキモノが見出されうるのか。

 それは庭がある、からである。形而上学的な誤ったノートが、目の前にぶらさがっているから、である。
 つまり、人の認識の権能の場、といったモノが此処ー露に、あらわにアリテアルモノとして想定され、立てー組まれるからである。感性の形式によって、である。
 数理判断や論理判断の先験的な総合判断をつかさどる純粋理性が、ありてあるものとして想定され、立て組まれるから、である。

 実際には、始源、したがって対象に見れば基礎や素材や純粋な一、アルケーを志向するロゴスの権能として。
 そして、変容、したがって対象にみれば神話や文学構想や企画といった純粋な一、物語の帰結を志向するミュトスの権能として、である。
 どちらも出てーくる「他力にすぎない」のに、「人の感性のモノ」として立て組まれ、ありてあるものを生む力、と化すからである。

 プラトンが引っかかっていたプシケ(魂)、フィヒテが引っかかっていた絶対精神、仏教でいう貧者の一灯について、述べているのである。
 さらにイカガワシイ形而上学的な諸々、スペチエスや、遺伝子や、大日如来について述べている。
 すべて「他力にすぎない」のに、「人の感性のモノ」として立て組まれ、ありてあるモノを生む力とされている。





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最終更新日  2014年03月07日 07時12分17秒
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