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2014年03月10日
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カテゴリ:哲学研究室
 ナニを導いているかといえば、言葉という「立てー組み」を導いている、のである。
 言葉が立てー組まれてはじめて対象的認識は立ち、物事は認識されうる。
 但し未だメ・タ・モルフォーゼである。
 その物事が解体されて、つまり言葉の立てー組みが解明されて、はじめて理解、できる。
 この理解のために言葉という立てー組みを導いている、のであるが、・・・である、その存在者の存在に囚われてしまって、「理解」という当初の目的を忘れてしまう。

 その理解をあらかじめ省略し、代用してしまうのが、イメージである。便利屋。
 コトバというのは、「事の葉」であると同時に「事の場」なのだが、その場を喪失させて葉の形容(エイドスの外見)に変えてしまったのである。
 この形容は、同時にその関係をもたらす力、しかもその乖離、なのであるが、それらの物事は、代用の場とともに置き忘れたのである。

 なんでこんなことが言えるかというと、最近の小生の頭が、ことごとく、そうなのである。
 老人性の痴呆症になりかけていて、短絡的な物事しか理解できない。昔はもっと先の先まで読めた。
 無数の物事を置き忘れてくるので、ひとつのテーマを追って論旨を組み立てるのは、実に容易になってきた。論文を書くには、重層複雑な頭は要らない、短絡的な頭でないとダメ、ということである。

 処理速度も遅くなって、知能指数はたぶん、過去の半分もないと思う。
 だが、メタモルフォーゼの置き忘れ、というのは数学の方程式を立てるようなものである。短絡的になるが、それだけに理解しやすく自動になる。
 ピサロやルノワールの色彩の魔法を解明するのは容易ではないが、マリリンモンローの看板を見て取るのは簡単だ、ということである。

 文学を綴るのは大変だが、レポートは簡単。それも単純な目的ほど簡単。哲学が最も簡単。






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最終更新日  2014年03月10日 06時59分08秒
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