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カテゴリ:政治経済
場所は、サラスヴァティー川近在に限定する必要はない。
バラモンとダーサとダスユという三つの種族で、インドの広大な大地をひっくくれるはずもない。 今は、広大なインド亜大陸を支配する彼らが、バーラタと、特定の部族名を名乗っている、としてもである。 西海岸には広大な海の国があったし、南のランカー(島)一帯には強大なドラビダ人の国があった。シンハリ人という、後からきた白人連中が今は強いのだが。 東海岸にも後の時代のデータだが、カ・リンガという、強大な諸国があった。インドは南からユーラシア大陸へ突撃してきた亜大陸なのである。海からの勢力が、歴史時代前の過去には主流だった。 ドラヴィダ系の言葉を話す黒い頭、黒い肌の人々は、自分たちの故郷は遠く南に沈んだ、広大な土地だと述べているらしい。彼らは二億人以上いて、世界で最大のウラル・アルタイ語族集団である。 まず、ヴェーダに出てくる神々を大雑把に見てみよう。 梵天ブラーフマンは、歴史時代においては、すでに脇役。 しかし、もちろんこれがヴェーダの最高神であることは疑いようがない。無目的の意識、といった雰囲気の神。 大黒天シヴァは破壊の神。もとは黒い肌の、山の神パールヴァティーが妻である。いつのまにか肌が白くなっていった。 破壊の神であるから、これは認識・理解の神でもあるのである。知識の神ではなくて、哲学の神と言えると思う。 メール山の中心にあるヴァイクンタに住んでいるヴィシュヌは維持・延長の神。 つまり、知識の神である。那羅延天(ならえんてん)あるいは毘紐天(びちゅうてん)とも。 どことなく、コンピューターシステムのカーネル臭い神ではある。 広がるとか行き渡る、を意味する√viSに由来と、ウイキにあった。√の意味がワカランが、インドは太古より数学の国。後にクリシュナと同一視される。 妻は、アスラもインドラさえも、モノにできなかった、美と豊穣の女神ラクシュミー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年06月26日 11時26分07秒
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