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カテゴリ:政治経済
知識と神々を得た白人のグループは、彼らと混血していく中で、シュメール的な考え方やメンタリティを身にまとうようになったと。そう考えるより、印欧語化していった連中がトゥーラーンから追放されたのだ、と考えるべきだろう。
まぜこちゃの神々になじめず、神々に序列をつくり、やがて自分たちから、はみ出ていった。 彼らはもともと、神殿の警護者、あるいは司祭さえ、やらされていた。 やがて自ら持つアイデンチチイが必要な言語ゆえに、彼らは、あのヴェーダ哲学と、独自の神族をも生み出すこととなる。 シュメールは哲学を持たなかった。 神々の誓約が基礎にある、アイデンチチイを持たない膠着語では、もともと必要なかった、からである。 しかし印欧語で思考し生活するなら、アイデンチチイは必要だし、知識を破壊して理解する哲学も、必須となる。バージョンアップには必ず、古いバージョンを破壊せねばならないからである。常識が破壊できなければ、新しい考え方は身につかない。 アモリ人が生まれ、カッシュ人が生まれ、クシュ人(ハッチの王族)も生まれた。 一部はパルサワへも入っていった。つまり、イーラーン人が生まれた。 一方で、アンダカの地やランカー、東海岸へと海路逃げてきた連中も、そこでそれぞれ混血し、ドラビダ人やシンハリ人、ダーサやダスユも形成されていったのだろう。 インドでは、印欧語族と混血した人々が、数は少数でも、やがて最も優勢となる。 インドの神々とヴェーダ哲学が、そこで定着したのだと思う。 ギリシャ哲学(西洋哲学)とはまた違った、ずっと古い伝統と、独特の暗黒面をもつ哲学である。 庶民には、これは曙光と映り、ヴェーダ哲学を祭祀する学者は、どの地域でもバラモンという最上層階層に納まっていったのである。祭り上げられて。 武力と、支配民族の力で、ではなく、公明正大な太陽神の威厳からでもなく、ずるがしこく悪辣な武器をも使って、前の司祭を殺し、権力機構を組み立てていったのだと思う。 彼らはオリエントをしのぐ勢力となって、やがてオリエント中央にも乗り出していく。 単に食い詰めてはみ出ただけかもわからないが。 イシンやカッシュやハッチは、彼ら、ヴェーダを生み出した連中と同じ、初期にツランを出た印欧語族による混血シュメール王朝であると思う。 しかしオリエントではハッチが滅び、イシンが滅び、イスラエルが滅び、ウラルトゥも滅ぶ。 彼らは先祖がオリエントへ来た道を逆にたどって、インドへと落ち延びていったのだと思う。 そして更なる原郷(ウル・ハイマート)が待っていた。 他人様作品 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年07月08日 07時30分23秒
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