貴重なキュウリをなんとか3本探し出し、割れたトマトと石のように硬いナスを採ったあとは、ひたすら草引き。日が昇るまでの勝負で、10ｍ以上は引いた。
　なんせ背丈近くまで伸びているので、引きで、がある。
　帰りの車内では、指が攣って攣って。ギアが握れず、一人でパニくっていた。　

　草の間にニラを見つけて、これも収穫。
　ダイコン類とニンジン、ナバナ、ミズナ、ネギも発芽してきたが、キクナが全然ダメ。
　どうやら、全滅。
　北園のショウガは雨で旺盛になってきたが、西園に植えたやつは消えた。ショウガはやはり、日当たりも、かなり必要。

　同じ作物とは思えないくらい、植えた場所で微妙に変わる。
　ハウスのキュウリは葉っぱとツルばかりで、いっこうに実を付けないし、2番南の里道際に植えたやつは、いじけた状態でオバケばかりを生産する。
　ミョウガの一部も、中央だけ、盛んに花芽を出している。早生を植えたんではないが、なぜか一部が早生になった。これはラッキー。

　南園では、早くもブロッコリが半分壊滅。１ケース分の葉っぱが、なくなった。
　陸生の貝、つまりデンデンムシだと思う。オルトランもマラソンも効かない。ナメクジにはビールで捕殺する方法があるが、こいつにはメタルアデヒドという猛毒を使うしかない。土が汚染されるので、いやなんだが。

　雨が続いているおかげで、キュウリやトマト、ナスは採れないが、パンジー類がよく発芽しているようだ。
　本葉が出る頃が勝負で、ナメクジ類が襲えば、一夜で爪楊枝になる。雨が続けば腐ってくるし、日差しがキツければ茹だって萎れるし、弱ければひ弱なモヤシができる。
　あと1週間くらいの間、一人でパニくりまくることだろう。