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カテゴリ:政治経済
オイラの一家はド貧乏なので、ニーサの説明をしようとしても、家族は聞く耳を持たない。
将来ド貧乏でも相続税を取られたり、預金してても目減りで、なくなる、と説明しても、最初から自分とは無縁だと思い込んでいる。 必要資金は出すからと言っても、オイラが時々大損害を出していることを知っているので、乗ってこない。 節税や特権無税のメリットの前に、リスク資産には手を出さないという、貧乏人根性が染み付いているのである。 最初から、富裕層を気取るド貧乏人の票対策が見え見えな制度だったが、金額を上乗せする案が出てきていて、相続税の上限引き下げや贈与税の改正を含め、ますますその色が濃厚に見えてきた。 ロクに稼いでいないのに、配当も売却益も20.7%の税というのは、やはり、きつい。 それに、物価の上昇、特にガソリン代高騰で、なけなしの経費のほとんどが消えている。 物価の上昇は、今のところ下がる要因はない。 つまり現金を持つ限り、下落し続けている株を持っているのと同じこと、なのである。 上がる当てのない給与や年金、田舎の不動産なども、同じ。今後は目減りの一途。 一方株は、底値を切り上げて、ダラダラと上がり続けている。 大型は確かに鈍いが、輸出関連をはじめとするほとんどの中型優良銘柄で、どん底から3-4倍になった。モチロン、ドン底など、誰もロクに買っていないが。 オイラが抱えていたような、内需ダメ企業ですら、ドン底から二倍近くになってきて、先般ポートフォリオは黒転したところ。 今後、このままいくとは思わない。一旦必ずコケる。平均株価も逡巡している。 しかし最終的には、銘柄を取り替えながらも上がり続けると思う。 現金が目減りする分、株への乗換えが間違いなく進むからである。給与が上がらんのでアベノミクスはぽしゃった。だが、株への乗換え方向へ、政府が強引に誘導しつつあるからである。 すでに国民年金の基金も投入された。一蓮托生。どうせ年金も出なくなる。 オイラが抱えている赤字銘柄のアクセルで、荒っぽい計算をしてみよう。 今1749円だが、これを4人家族、2000株仕入れて5年、ほっといたとしよう。1年目分のニーサ活用である。もちろん、オイラは、この有望銘柄でやるつもりはない。 購入価格は3498000円。+証券会社への経費、高いところでも1万前後、しれている。 今年はすでに配当出ているし、後期が出るかどうかは不透明。なので、残4年間50円配当で40万。税は82800円。 5年もあれば、ギャンブル合法化で環境も好転し、株価も2400には戻っていると想定すれば、売却益は1302000円ー証券会社への経費1万強として、128万程度。税金が269514円。 ニーサを使っていたか、使わなかったかは、 128+40=168万を手中にするか、〆て352314円の税金を払うか、の差である。352314÷3700000=約9.5%の差。 この間の消費者物価上昇を、騙しの現状統計のまま4%程度と見ても、14年は3%の消費税アップが加わり、100*1.04*1.03=107.12 15年はさらに2% なので、107*1.04*1.02=113.63 あとの3年間、消費税アップがなかったとしても、113.63*1.04*1.04*1.04=127.82 当初の3498000円は、このときには4471100円相当の価値だったということになる。 ニーサ活用で、無税での受け取り金額4800000円弱なので、4800000-4470000=330000、つまり売却益は消し飛んで、「税金無税分だけが本当の儲け」、ということになる。 すごい、いいかげんで雑な想定だが、これが、国の狙いだと思う。 株も買わず、ニーサも関係なしで預金しとけば、350万にもならんだろう。 税金はロクに払わんでもすむが、差し引き90万程度が目減りして消えたことになるのである。 これは単年度分だから、実際にはこの5倍、5年間で450万程度の預金が消えることになる。 ちなみに、倒産されたら、株の戻り金はゼロ。預金は1000万までは保障される。 株はリスク資産である。 政府はド貧民の預金をアテにしていて、その安定、ではなく、リスクを背負うことを要求しているのである。乗らなければ、目減りで、今後、なけなしの預金も消えていくだけ。 なんとかせにゃー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月24日 09時50分12秒
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