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2014年10月02日
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カテゴリ:哲学研究室
 「汝のミ・メー・シスしたものは、余が倫理で要請したものにあらず」
 と、そのダイモニオンが告げる。
 「汝は先験的に過てり」
 と。
 「されど余が、汝の此処ー露に求める御殿は、かくなる誤謬の産物にあらず」
 と。

 エ・ディン(立てー組・光り輝く)が見えなくなった時代には、それを見ようと悪魔の力を借り、邪魔立てする倫理観や、理想に程遠い道徳を破壊しながらの、バーチャル・ガーデニングが哲学だった、のである。
 イデアという、誰にも見えない、しかし誰でも知っている天上の理想が、人々を導いていた。錬金術の、その中から、科学技術も生まれてきた。

 しかし天才の意味が変わってサイコロを振る占いの場は消えて見えなくなり、イデアは常識の世界で、いつのまにかイデー(人の理念)と化した。
 エ・ディンの場は遠ざかる一方で、やがて誰もが、忘れてしまった。
 庭という場立ちの場さえ、忘れてしまって、庭は一部の貴族の趣味となった。

 此処ー露はいつでも悪霊に導かれている、ということを、すら、もはや誰も思い出さない。
 それは人の政治経済活動の全てが、時間論議であり、誓約の場の、つまり庭の論議であることを忘れているから、でもある。

 御殿というのは、いわば合目的対象物。
 庭は、それに敷地提供するユーティリティや素材置き場に成り下がっているのが今日の出来事。
 本当は、そこ(底=場)から、すべてが始まっているのに。
 時間論議は、庭で、神々の力相互の誓約に場たちすることで、「日常の安心を得るためのもの」。
 御殿もまた人の合目的なモノではなくて、神々の力を「畏れて祭った、捧げモノ」だということを忘れている。
 奴隷契約で創り上げた神殿、ではないのである。

 時間論議は、「ミメーシスを誤って理解」、してしまって混乱しているのである。
 汝のミ・メー・シスしたものは、余が倫理で要請したものにあらず、という悪霊の言を聞けなくなってしまっている。






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最終更新日  2014年10月02日 06時33分53秒
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