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2015年01月03日
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 1:新羅は、なぜ突然に勃興したのか。

 新羅の勃興と、倭国の衰退は、対をなしていることがわかる。
 しかし秦人が秦の伝統と自覚に目覚めたから、倭国を併呑して強大化したのではないのである。ナショナリズムは、国の真の力などには、なりえない。
 むしろ国を滅ぼす力として働いてしまうのみだろう。
 国の真の力は、カネを集めた中央が田舎に投資して支配活用して、得られるものではない。
 むしろ「カントリー(田舎)が目覚めて国の力となりえること」で得られるのである。

 新羅中央のソラボルは豊かな地域だったのだが、半島の過去の倭の諸国も、決して何もかもが貧弱な地域だったのではない。
 辰韓、弁韓、という区別でもわかるように、辰韓は辰王の国、弁韓は、長子の国、なのである。ベン・ハー(ハー家の長子)の物語を思い出していただきたい。この辰韓から辰王が消え、弁韓が引き受けた。だが弁韓は、鉄を産するだけの寂れた田舎と化していた。 しかし実権とカネはアラブ人やローマ人の方があるのかも知れないが、家柄はハー家の方が上である。
 つまり新羅の場合には、辰王が表に立てなくなっていた辰韓より、弁韓の方が古い家柄。

 そして、いきさつは不明だが、この弁韓の金官加羅が辰王の権威に目覚めて新羅は真の強国となり、多羅と阿羅が本当に目覚めることで、新羅は、やがて超大国と化したのである。
 倭国の概念は先に記したので、この辰王の概念を、ここで示してみたい。

 辰王は単に、倭人諸国が擁立する時の王、という意味である。

 しかしその背後にあるものは、倭人諸国の王といった、つまり海人族の王の中の王といった、薄っぺらい権威なんぞではない。
 ソロモンの古代帝国の伝統さえも、薄っぺらい権威と化してしまうような、とんでもない規模の伝統が、その背後には、ある。
 これは六千年の伝統を背後に背負った、豊芦原中つ国の王、ウル王、という意味。

 つまり、世界の王、という意味なのである。   

 シュメールの「ウル」がなぜ「シン」に化けたか、については、これも血と涙の数千年の歴史がある。
 それも他人の歴史ではないのである。私ども日本人の、直系の過去、である。
 建国の動乱で、楢山に捨てて置き忘れて来てしまった過去、なのである。
 私ども、ツラン諸族の、わけてもウラル・アルタイ語(膠着語)の文化を受け継ぐに至った諸族の、勃興と衰退の歴史が、直に絡んでいる。

 チコリ





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最終更新日  2015年01月03日 16時02分18秒
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