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カテゴリ:歴史・文化
大化の改新というのは、唐の諸制度導入と、それに伴う大政治改革である。
蘇我氏の権力集中と、それに反対する中の大兄の陰謀が語られるが、そんなものを見ていたら、大化の改新ということが見えなくなる。 今は蝦夷・入鹿暗殺の乙巳の変というらしくて、「唐の諸制度導入と、それに伴う大政治改革」というこれが、見えんなってしまっている。これも誰かの陰謀なのである。 歴史を振り返らない、見ない陰謀。誰かの描いた歴史が正しい、んじゃない。 蝦夷・入鹿暗殺の物語は捏造され、隠蔽された「物語」であって、反唐派をハメ殺したヒドンの乱の真相ではない。 正式に国交のない、一方的に朝貢しているだけの列島の政権が、唐帝国の諸制度を取り入れなければならん理由など、ない。 唐帝国の諸制度を取り入れなければならん、やむにやまれん理由があったのは、小国日本ではなくて、もっと大きい新羅の方である。 その新羅を見えんようにする目的で、後に一連の大陰謀は仕立てられた。 列島ではそれが成功し、日本国の成立に深く関わっていた新羅が見えなくなった。 新羅もまた、新羅国の王以上の存在がいたことすら忘れてしまって、もとは本国なのに、いつしか属国に落ち、権力者が忘れたので、これ幸いと別の国になって好き勝手をやって、やがて地蔵菩薩の理念も忘れ、滅んだ。 大化の改新というのは、唐の諸制度導入による、唐帝国への編入を意味する。 宝姫が、自分が生きていては唐のおぼえが悪いので冥府の旅に下った、そこまでやって唐の勢力を呼び込んで、生き残りを狙った、その理由なのである。 ヒドンを女王殺しの犯人に仕立ててハメ殺した変は、その行きがかり、である。 反唐派勢力を、反唐派の人物が関わって、中央ソラボルの王族(金春秋)とともに勢力を増していたヒドン一族をハメ殺すクーデターをやった。 単なる政変ではなくて、唐帝国への編入をもくろむ、クーデターなのである。 蹴鞠の席で二人は出会い、相互に妹を妻にして兄弟の仲を誓い合い、表に顔を見せない女帝の暗黙の了解の上で、国の最高権力を握りかけていた敵をハメて切り殺した。 なんと、女帝殺しの罪を着せて。 これは唐の諸制度導入による、唐帝国への編入、なのである。ここで、天皇制を導入した。 大化けでは困ると、乙巳の変にしたんだろ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年07月26日 06時22分23秒
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