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2017年08月30日
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カテゴリ:哲学研究室
 この詐欺師連中の、際立った特徴があるので述べておきたい。 
 それは共通して、「時間・空間についての論議を嫌がる」、ということである。
 その場へ誘導されたら自分の過去が出てきて、責任も出てきて、被害者に、空虚な足場に気が付かれてしまう。
 そのことがあるからだ。

 だから、この詐欺師の連中は、時間・空間論議をなるべく早く、終わらせたがる。
 証明されてます、ハイ終わり、と。
 オイラみたいに時間・空間論議しかやらない人の話はハナから無視する。
 だからオイラも、過去には時間・空間論議をやらない人は無視してきた。

 時間・空間というのは、自分の身体の責任のことである。
 死ぬまでは、ハイ終わり、ではないのである。
 それもどこかで共有世界とつながっているのかもしれないが、それが解かる、のは自分の思惟だけであって、共有目的で組んだ言語でわかる、のではない。

 共有世界へ再度持ち出すには、教会とか教団といったカルト詐欺を使うしかない。
 聖アウグスチヌスや親鸞上人が、なんで詐欺師で悪人なのに尊敬されるかというと、このことに気が付いていて、それを隠しもしなかったから、である。
 言語で考える、のは確かだが、言語が考えてくれる、のではない。

 言語で組んだ、目的合致物ものを、論理と言う。
 これを命題立てして客観視することと、客観視の対象として命題立てした偶像イメージを、解かることと勘違いしている向きが、多すぎる。

 図式(シェーマ)は確かに、それと似た権能を持つのだが、イデアとアイドルが違うように、暗い図式と数学の方程式理論は違う。別物。
 イデアは直に、自分自身と関係があるが、アイドルは他人である。
 暗い図式の庭も、直に自分自身の過去と関係があるが、数学の方程式理論は、身体の出来事のもろもろを、つまり時間・空間を「客観視するための言語」であるにすぎない。
 マトリクスに立てた論議であって、時間・空間の、自分の過去を持つ、それを反復する、わけではない。

 つまり命題立てした偶像イメージは、言語によって解かる、のではなくて、固有の時間・空間を持つがゆえに、そのアルケー(始源)を見出されることで、解かる、のである。
 始源にある感性の諸々は、言語によって偶像化され、立てー組まれて、出ー来る。
 そこでポイエシスという不思議な動詞が、反省で、再度、でてくる。
 言葉は有職故実の形式でまとめられ、暗いポエムの庭、となったのである。

 そのポイエシスの時空である庭の暗さが、固有の過去の責任として、感性のモノとして反復(受け取りなおし)把握されたときに、感性が開放され、解かる、のである。

 「明晰判明な目的」の無い科学なんて、そんな「モノ自体は、ないんだ」、と。
 科学は、明晰判明な目的が切り取られて成り立つ、「目的合致もの」である。
 予定調和モノと言うべきかも。
 そしてこの目的とされた偶像のアイドルは、固有の過去の責任として、感性のモノとして把握されねば、詐欺だ、ということである。

 時間・空間を超越して立てられる、すべての論議は、詐欺である。
 だからオイラは、未だに微分、積分が、解からない。







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最終更新日  2017年08月30日 06時32分39秒
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