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2019年04月10日
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カテゴリ:政治経済

「ヨセフスはその記述の史実性をローマ人へとアピールするために、当時のローマ世界で知られていた聖書外の資料を広く参照し、それらを傍証として利用した[25]。例えば、洪水物語においてはカルデアの神官やシリアの歴史家ダマスコのニコラウスの言葉を引用し、幾人ものエジプト人著述家の名を挙げて彼らもまた同様に洪水物語を書き残していると述べている[26]。また、ネブカドネザル2世によるバビロン捕囚時代の事績に関しても、ベーローソスの『カルデヤ史』からの長大な引用を含めている[27]。 こうしたヨセフスの引用によって、現存しない文書(例としてダマスコのニコラウスや、ストラボンの歴史書など)の内容についてある程度だが手がかりになっている[28] 。 」

 というのがあった。
 ものすごく勉強して、自分たちが抹消した文書などももとにしていて、綿密に書いてあるのは間違いない。

 しかしローマ人にアッピールした、というのはウソ。
 (ユダヤ人の)学者集団が、公的機関の持つ貴重な写本類を自由に閲覧し、当局目線でプロパガンダ文書をしたためた、だけだろ?
 しかも参考図書の方は、その後、ぜんぶ意図的に抹消した。


 実はアリストテレスの著作の多くも、この同じ時代に書き換えられてしまったのである。
 哲学の意味が、まったく別物にされてしまっている。
 だから歴史いじるくらい、簡単だっただろう。

 独自解釈でラテン語に訳すのは自由。
 だが、わざわざ、もとのギリシャ語の方を書き換えてある。

 同じように、古代のユダ族司祭から受け継がれたミシュナーも、このローマで、大量に(ユダヤ人学者によって?)書き換えられたり抹消された。
 それも、ギリシャ語で書き換えて?。

 だから、おいらはユダ族だ、ハスモン家の出だ、と彼らが名乗ったとしても、単純に信じるわけにはいかない。
 ハスモン家のユダ族は、確かにギリシャ化してた。
 だが、徹底してヘロデに殺され、生き残りは砂漠に逃げたし、ここの民衆には、ただの一人も、すでにユダ族はいない。


 そして367年頃に、ローマ帝国で、新旧の契約聖書が仕上がる。

 実はその前に、130-170頃に、今の旧約と類似の記述がなされている文書が、いろいろと、あるらしい。
 だが、「相互に内容がかなり違うのだ」、という。
 この時代のものだというが、本当は後の時代の、ヨセフスの右翼歴史書みたいには、たぶん、まとまっていなかったのだ。その歴史書の、前史時代なんである。


 「130-170A.D.にグノーシス派によって書かれたユダの福音書」
 「140A.D.ぐらいに書かれたトマスの福音書」
 というのもあるらしい。

 いわゆる「聖書」(タナハ)類似書である。

 これらもぜんぶ、本当は、ヨセフス本以降、世間に出てきたんじゃないの?
 それにユダヤ教の聖書は、未だ世に無いから、タナハではない。


 しつこく繰り返すが、これは超重要なことなので。
 哲学というものがこの時代に、無知の知ではなく、錬金術になった。
 書き換えられてしまった。
 そのことで、自然学という独特の宇宙論が復権し、形而上学のハシリも生まれた。

 タ・メ・タ・タ・フィシカ(自然学のメ)はタ・メタ・フィシカ(超越・自然学=形而上学)じゃない。
 そしてその書き換えから、科学技術(スキエンチア=サイエンス)が生まれた。

 同様に、過去のミシュナー(処世術、道徳規範)も変化し、かなり独自の世界観をも持つようになってきていたのだ。

 一神教独特の純化を求めて、ありてある一なる神が、すべてを飲み込んでいくようになってた、ということ。
 処世術、道徳規範(ミシュナー)が独自の世界観を持って。
 それによって(契約の)聖書ができた。


 「『旧約聖書』という表現はサルディスのメリトン(190年)に見られ、アレクサンドリアのクレメンスがよく用いている、『ミクラー(Miqra):朗誦するもの』と呼ばれることもある。ミクラーはクルアーンと語源を同じくしている」
 というのがあった。


 これを採るなら、旧約聖書は190年に出来た事になる。
 だが、キリスト教の旧約聖書と言うものは、現代のユダヤ教のそれとは違う。
 別物なんである。

 「紀元前250年頃からギリシア語に翻訳された七十人訳聖書(セプトゥアギンタ)がある」
 らしいんだが、中身は知らない。

 七十人訳という、その意味すら失われているので、ヨセフス本の流布した時代以降に、いじり倒されてると、そう考えたほうがいい。

 「ユダヤ教では、ユダヤ戦争後にユダヤ教を再編した1世紀の終わりごろのヤムニア会議で正典が確認された」

 という説が流布している。しかし。

 「このヘブライ語本文を、8世紀以降、マソラ学者が母音記号等を加えて編集したものがマソラ本文で、全24書である。現在のところ、これを印刷体で出版したBHS(Biblia Hebraica Stuttgartensia、1967/1977年の略)が最も標準的なテキストとして利用され」

 たそうだ。

 現代のユダヤ教のそれ(旧約聖書、彼らは単に聖書とよぶ)は、なんと8世紀の監修もの。
 日本書紀より最近の時代のもの、なのである。

 しかも使った原典本が一切不明。
 ほんとにヘブライ語?
 原典のミシュナーて、アラム語かアラビア語じゃないの?

 この当時の文書であれば、アラム語とアラビア語で書かれている。
 もしかして、マホメットと同じ原典使った?

 古いミシュナーや歴史書の断片などが、アラム語で残っていたことはありえる。
 しかし。
 キリスト教が主張するイエス・キリストがもし実在の人物だったとしても、彼はヘブライ語ではなくアラム語を喋って居ただろうし、それを文章に起こせるような人なら、この時代には、必ずギリシャ語で書いたはず。


 オイラたちの先祖の言葉も、右から左へと書いていく。
 数字は左から右へ書いていく。
 昔のものは縦書きが多いが、今は横書きが主流。流行は変わる。


 アラビア語との類似が数多く見られるヘブライ語を持ち出してくることが、そもそも、怪しいのである。
 しかも原典不明。
 この時代、古代ユダたちの(王族や武士たちの)言語は、ことごとくアラビア語になっていて、ヘブライ語など、すでに無かったはず、だからだ。
 奴隷や民衆のほうは、アラム語を普通に使っていた。


 「母音のない文字は『魂のない身体』(corpora sine anima) である」
 という有名な言葉があるらしい。
 「紀元70年にユダヤ人の世界離散(ディアスポラ)が起こってからは」、紀元後8世紀にできたユダヤ人は、身体を持つが、魂はそこへ置いてきたのである。
 このディアスポラというのは、ウソだと思う。


 ヘブライ語というものがすでに、魂のみで身体の無い魔術である。






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最終更新日  2019年04月10日 13時26分05秒
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