もっとユダヤ人に近い立場で考えてたのが、カルヴィン。
今はカルヴァンでしかでてこん。
これって、何かの陰謀。
ころころ変えるな!。
こっちは、法学者から宗教家になった人だという。
政治権力もすごかったようで、宗教的には極度に不寛容なのである。
この人も、仲間を火刑にしたりしている。
平然と人殺しをやる、冷血人物。
基幹思想を、二重予定説、という。
が、これがまあ、ほんもののユダヤ人の選民思想なのである。
現実優先の差別主義、しかも、予定がすべて。
職業は神から与えられたものであるという、やはり原罪抜きの、ガリガリの教条主義。 キリスト教の形は採っているが、かなり怪しい。。
だから、彼がユダヤ人ではないのか、と疑う人も多いみたいである。
法学者というのは、過去にはユダヤ特権の一つだったので、まあ、十二分に怪しいと言える。
「カルヴァンの姓"Calvin"は元々は"Cauvin"(コーヴァン)であった」というのもあった。
一方、これを「根拠ナシだ」と頭ごなしに否定する権威主義の人も多い。
理由不明で、なぜそこまで否定するのか。
隠れユダヤ人隠すより、もっと怪しいんだが。
案外、ユダヤ人側が陰謀で、キリスト教に予定説を持ち込み、新宗派を作ってのカトリック組織からの離脱を図った、のかもしれんのである。
権威主義の人たちは、そのモロ手先だろう。
ともあれカルヴィンが出て、この教えが、新しい世俗社会のキリスト教のひとつになった。
というか、資本主義社会の今では、カトリック以上に、これが繁栄している。
ユダヤ人の特権は、なくなったように見える。
だけ。
ユダヤ人自体は、ますます世間から見えなくなって。
彼らが資本家となった、だけ。
そのかわり、守銭奴の偽ユダヤ人庶民がやはり、カルヴィン主義の世間からもルター派からも嫌われて、迫害されるようになっていった。
「異教徒でなければ奴隷家業や金融業ができないのはおかしい」。
と言い出した、キリスト教の司祭連中が、新しい守銭奴の、彼らカルヴィン派なんだ、と考えてもいい。
カトリックのような偽装政治経済やってたら、世の中、悪人や(庶民の)ユダヤ人だらけになるに決まってんじゃんかと。
彼らカルヴィン派が増えても、悪人もユダヤ人も、もちろん減らなかった、のだが。
聖アウグスチヌスは、人の原罪認識と神の恩寵を説いて、4世紀当時の王侯貴族に支持された、大昔のカトリックの指導者。
カルヴィンは、聖徒の堅忍と神の選びとを説いて、近代の新興の資本家層つまりキリスト教を装う偽ユダヤ人階層に、熱烈支持されたのである。
カトリックのそれは、享有の信仰を、いかに一神の共有のものとするか、の陰謀のテーマ。
恩寵がないと救済されない。
免罪符というのは、その重要な恩寵だった。
カルヴィンのそれは、共有の信仰でどうやって世界を一つに包むか、という陰謀なのである。
原罪で思い悩む必要は無い。
個々人は、ぜんぶ、もともと堕落しとるんだから、という思想。
だから免罪符は必要ない。
いずれにせよ、詐欺師やユダヤ人が増える思想だと思う。
英国のピューリタンというのは、このカルヴィン派の人たちのことらしい。
もともとはバカ正直な人たち、といった意味だったらしいのだが。
馬鹿正直に増えてた。
まあ、見渡してもキリスト教徒って、無数の教派に別れて、すごいエネルギーで論争や戦争やってる。
一神教の支配権力がいかに強くても、バラバラになっていく。
そのなかで、もともとキリスト教の組織の一部として生まれた支配階級のユダヤ人や、支配階級の偽ユダヤ人は、いよいよ見えなくなっていく。
しかし逆に、庶民層の偽ユダヤ人や擬似ユダヤ人、つまり新ユダヤ人たちが、いっぱい表に出てくるのだ。
ユダヤ人というのは、カトリックに限らず、”そもそもキリスト教が作り上げる、そのメカニズムの一部”のように思えてくる。
たぶん。これで正解。
同じ一神教でも、イスラムの教えでは、逆にユダヤ人を徹底して消していったのである。
実際に、ユダの血筋は残っていても、宗教としては消えた。
それはユダヤ利権が、なかったからだと思う。
その代わり、部族利権が残って、それで問題が起きている。