オランダ出のローゼンフェルト家は、米国で隠然たる地位を確保していた。
だが、ハワイ王国奪取の過程で、チョンボした。
彼の派遣した、海兵隊満載の防護巡洋艦ボストンは、真珠湾で煮え湯を飲まされた。
ユダヤ人が、恥をかかされたのだ。
ボストンも、彼らの誇る、いわくつきの名誉艦なのに。
いろんないきさつから、リリウオカラニ女王御用達海軍となった防護巡洋艦浪速とコルベット艦金剛というのが、真珠湾で、ハワイ王国旗を掲げで居座っていた。
ハワイ王国の、臨時雇われ海軍やってた。
そうですよ、真珠湾は、曰く因縁の場所。
グラウンドゼロ。
密名を命を受けて派遣されてきたボストンは、彼らに真珠湾で押さえ込まれて、手も足も出せなかったのだ。
防護巡洋艦というのは、当時の主力艦である。
のちの日露戦争時代の装甲巡洋艦のこと。
ボストンより、帝国の浪速がずっと新式で、大きかった。
米国本土にも、のちに、ハワイで王朝側についた危険な労働奴隷たちに、逆上陸されることになる。
弾圧したが、市民権を使って法的に反撃され、メンツがつぶれた。
このユダヤ人は、日本支援の理解者のフリをしながら、ひそかに、オレンジ・ノートをしたためていた様である。
必ず真珠湾で仕返ししてやる、と、こころに誓ってたんだろう。
ユダヤ権益を侵す連中だから、こいつら皆殺し、だと。
彼がのちに日露戦争の仲介役やったのは、日本側に、これ以上占領地広げられて大きくなられると厄介だから、である。
あわててたんだ、と思う。
実際には、日本側の兵卒は、大勢死んだだけでなく、手足の無い人ばかり何万人も出て、タマもすっかりなくなってた。
全軍そろって玉砕寸前だったのだ。
仲介で逆に、助けられた。
だが、それは、情報通の彼も、知らなかったようだ。
大戦中の、日系人のみに対するゲットー収容には、これが根にあるのである。
日清戦争が始まって、ハワイ御用達海軍は呼び戻され。
結局ハワイは偽旗革命軍が手中にし、のちに予定通り米国に奪われたのだが。
ハワイの併合で結果的に、現地で革命軍相手に戦争やってた日本人の労働奴隷たちは、米国市民権を持つに至った。
彼らが本国から花嫁を呼び寄せるのを、差別法律を乱発して阻止しようと、このユダヤ人は、いきまいてた。
「黄色い売春婦の奴隷を、米国本土に上陸させるな」、と。
つい先ごろも、似たようなキャンペーンが米国で張られてたのをご存知か?
だが、多くの日系人奴隷が、堂々と米国本土に上陸した。
法律闘争までやって、地歩を築くだけでなく、一部では、ユダヤ利権まで奪ってしまったのだ。
それが、ずっと後の、第二次大戦中の、ゲットー収容所を作らせた根本原因、だろう。
ナチスドイツに対しても、イタリア人に対しても、米国はそんなこと、やってない。
ゲットーはどこでも、非ユダヤ人絡みで作るのではない、からなのである。
ましてや、ユダヤ人居留地なんかじゃ、ありませんよ。
ゲットーはどこでも、ユダヤ人や偽ユダヤ人が、新ユダヤ人利用や、その弾圧のために、作ったのである。
それと同じ。
「日本人は、新ユダヤ人」と、みなされてた証拠。