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2021年11月27日
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カテゴリ:哲学研究室
現実の感覚、コレが不思議なのである。
 痛みや違和感がある、という不思議さ。
 すべて一瞬過去の享有もので、すでにないのに、連続して感受して。
 しかも共有化している。
 感性で、ある、として反復しているのだ。

 ・・・である、を齎しているのはこの感性である。
 認識確認や企画の、いわゆる知性ではない。
 みつめは受け取り、のほうであって、その企画ではない、というべきか。

 アクチブレーダーというものは、振動を発して。
 それを対象に関与させ、再度受動して認知するらしいが。
 みつめには、振動を発する能力はない。
 しかし誰かが振動を発しないことには、つまり音や光や電波がないことには、感覚もないに等しい。

 振動する粒子には、「アクションの主」が必要なのだ。
 光や電気信号や熱を生むのは生命活動。
 これはまた、重力の相互作用や電気力の相互作用でも生まれる。
 未知の暗黒物質の関与でも、生まれるのかも。

 アクションの主は、知性ではなく、感性でもない。
 ロゴス的なものではなくて。
 出でー来る、うまれる。
 つまりミュトスのものだ。
 つまり芸能こそが、感性や知性を支配していると言える。

 ・・・である、とロゴス的に言っているその事柄も、・・・でくる、とミュトス的に言ってるのにすぎんわけだ。
 ・・・であるモノは過去のもので。
 ・・・でくるモノは未だ未到来のもの。

 この空虚さこそが脱存の意味であって。
 オイラたちの、限界や無知を色分けするものだ。
 痛みや違和感という、現実の感覚も、この色分けが仕切っている。
 修辞して、その色分けをカタログ化する、のが修辞学で。
 仕切りを破壊して、無知を悟るのが哲学だ。
 だから修辞学も哲学も、構想力の中でのみ動く。
 これをもって、これを認識する、というのはできない相談。

 時間・空間という枠の内部で動くから、なのである。
 感性は不思議であるがゆえに、アルケーなのだ。
 感性の不思議さは時間・空間の不思議さ。
 オイラがここで相手しているものは物理上の物ではない。
 現実の感覚。





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最終更新日  2021年11月27日 13時32分35秒
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