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2022年04月18日
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カテゴリ:哲学研究室
哲学は、古代ギリシャでソクラテスの手による共有のもの。
 プラトンの本で世に残った無知の知の産婆術。

 これはローマ帝国で、修辞学として別の実務ものに生まれ変わり。
 有益なものと考えられるようになった。
 それまで哲学を担っていたのは、格闘技好きの同性愛者や、実務力の欠けた家庭教師や、家無し乞食や、荘園に売春婦も将軍も侍らせて宴会やるエピキュリアンだった。
 ローマ帝国でも、のちに哲学を担ったのは市場の雑踏にまぎれて身を隠す世捨て人。

 ローマ帝国は、この実務力のない哲学を廃止し、実務力のある修辞学にしたのだ。
 そこで三つ目神話と形而上学と具能シスを得たのだと。
 オイラはそう考える。
 「無知の知」が消えて、別の「知的目的」に、すりかわった。

 この路線は、さらに科学技術を生んだのだ。
 科学技術の本質は、対象認識を明確にして、目的再現のために実践するもの。
 合目的な力行使の再現技術、マシーナリーテクニークだ。
 これについては、ナチスのハイデガー先生と同じ意見である。

 科学技術は、目的への純粋化(経験から出ること)や精確さ、を求めるのである。
 エクザクトハイトであることを求める。
 シュトレンゲではありまへん。
 なので、多神教では、折り合いつけてやっていけなくなった。

 三つ目は必ず、「一意なる神の英知であるべき」、「モノ」、だからだ。
 唯物論であり、同時に唯心論である、モノ。
 オイラは唯物論者です。
 三つ目論者はたぶん、どっちでもない、知的直観のみなのである。

 目みたいに、二つに機能分裂してたら、困るからだ。
 粒子と波に分裂してても、困る。
 物理学の基礎理論みたいになっちまう。
 目が二つあることを、視覚のパースペクチズムを、科学技術は決して許可しないのだ。 見ることが大事なんで、分裂は顧みられない。
 
 数学的な、二進法の一元的なデジタル論理だからだ。
 だから、三つ目の目で、前の二つを統合する。
 アナログをデジタル化した、といってもいいと思う。

 異端排除の魔女狩りと、勝ち組みに入りたい優生学への奴隷的信仰が、そこから生まれる。
 これが今度は、彼らローマ人を滅亡へと導いたのである。
 キリスト教の本質である国家社会主義思想へと駆り立てたのち。
 ローマ帝国はやがて、内部から崩壊していった。
 
 一神の下での、共和制政治体制の、いきくつく果て、だったと思う。
 つまり西洋の貴族制民主主義の末路。
 これは、すでにローマ帝国という先例があるのだ。

 三つ目神話と、形而上学と、そして修辞学的賢者の石
 これらも、同じ文化のもの、西洋のものなのである。
 文化の意味がカルチャーではないので、ご注意を。
 文字通りの意味が正しい文化。
 有職故実、としてもいいと思う。

 カルチャーだと、哲学を修辞学にしてしまったときに生じた、その命運の犠牲になってしまうのだ。
 誤変換で擬制も出たが、同じ意味である。
 マイクロソフトお仕着せの擬制が、ぶり返す。

 これをハイデガー先生は、ゲシックと言った。
 ぶり返す病。
 命運という、いい訳をもらっている。
 過去に何度も強大な帝国を滅亡させた、唾棄すべき破滅もの、なのだ。
 ゲシックという言葉は、ゲシヒテという存在論的歴史が生み出す命運。
 ヒストーリエ(歴史記述)に対比させての意味なのだが。

 オイラは、神々を一神にまとめたとき、呼び込んだ病なんだ、と思う。
 
 現代の賢い人々は、この一神教と共和政治理念のもとで暮らしている。
 逃げる三つ目を追及して、そこにすがっての、暮らしなのだ。 
 これが全員を破滅に導いている、その張本人なのであるのに。
 すがっている。

 だが、彼らは三つ目の「英知」と「神の世の摂理」を信じ切っている。
 ともに、ゲシックのものだとは一切思っていない。
 瞬間の、時間のない写し絵に過ぎん、とも思っていない。
 自分のニヒリスムス(虚無主義)だとは、一切気が付いてない。

 言わば修辞学哲学なるものを、自分では温めて居るつもり、なのだ。
 いずれ巨大な三つ目ドンが生まれるだろうと。
 共有社会を形成する政治というもの。
 これが、個々人の魔女狩りと、そして優生学なのである。
 それらへの奴隷的(個人)信仰が生きがいなのだ、と思い込んでしまっている。

 (共有)存在が、弱肉強食の力の摂理に、化けてしまっているんだが。
 英知だとか摂理だとか、そして背景にある力が導き手だと思い込んでいる
 これはオイラの、一神教的世界像への意見である
 修辞学の世界観、宇宙論、心理学は、そんな陰謀世界なんだと思っている。
 政治が、そしてその哲学が世界を導くんだと?

 ちがいまっせ。
 政治は、権力者がやる、祭り事であるにすぎません。
 建前やおまへんか。
 法とか、倫理とか、暴力とかを持ち出すけれど。
 ソクラテスは、法の淵源に殉じたんじゃない。

 オイラこれで法学概論落第したので、今でも恨んでて、出てくる。

 哲学は無知の知の産婆術、ディアレクチーク。
 親しくレクチャーすること。
 政治は、有職故実の誓約の場を、しつらえること。
 つまり建前る、こと。
 親方日の丸で、社会規範に丸め込むことじゃおまへん。
 公共へのプロパガンダ演説整えたり、ファッショ票集めたり、儲け話作ることが政治じゃない。

 カルチャーを文化だと考えるから、すべてがおかしくなるのだ。
 それだとすべてが、奴隷的生産活動になっちまうからだ。
 人は自分の身体のために生産活動やる。
 連中は、自分の体の奴隷だと言ったりする。
 魂だけで生きていけると思い込んでる。

 だが、他人のためには、建前でなければ収奪活動となるしかないのだ。
 有職故実の祭り事やって、建前立てて。
 誓約を主催することが、それを防ぐ。
 公共の世を政り、治める、そのことを成り立たせる。
 特定の利権守って儲け話を企画したり、仲介の労を取っての票稼ぎが政治、じゃない。
 そんな政治のセンセエ方は、修辞学の読みすぎだ。
 
 この票稼ぎはファッショ票集め、でのこと。
 いわば生存利権の収奪。
 その認識がない宇宙論のおかしい人物に多い。
 倫理感がおかしい、心理学多用する、人が出世することが多いため、そうなるんだが。
 どうしても、そうなる。
 トップには、どんな悪人が座ってもいいのだが。
 必ず悪人が座る。

 上司に、詐欺や、強奪、窃盗、殺人をさせてはいけないのである。
 その意味で、修道院生活者が祭り事を担う、というのはいい発想に見えるが。
 サクラメントの有効性は、実際には特権階級のやりたい放題を世間の目から隠した。
 自分たちが隠れるための修道院だったのだ。

 三つ目神話と形而上学と具能シスが、その隠れ蓑に使われた。
 というか、倫理観に欠けた悪人たちが、三つ目神話や形而上学、具能シスなどとの道具的関係を持ったのだ。

 人はすべからず悪人。
 なのでどうしようもないが、倫理観の欠如が重要な役割を持った。
 彼らが修辞学を哲学だと言いくるめ、世間のアホな人たちを騙してきたのだ。

 サクラメントの有効性は、倫理観の欠如ということではない。
 ミステールの公共的ありかたが、それ(倫理)とは無関係なだけ。
 ましてや、世の摂理などという妄想や疑惑とは、まったくの無関係。

 カルチャーの意味が、有職故実を忘れてしまった。
 耕す、だって、あほくさ。
 そのため、そう見える、というだけのこと。

 次節で、倫理と三つ目の関係を語るためにも、ここでもう一度、聖アウグスチヌス書いてて出てきた「サクラメント」の、おさらいをしたい。
 オイラが自分で忘れかかってる。





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最終更新日  2022年04月18日 09時08分25秒
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