構想力もサクラだと、どうして、わかるのか。
　時空を相手にしていると、見えてない部分のほうが見えるように思って。
　巨大化したアジェンダとなる。
　それで、企画要請されて、わかるはずだ。
　端的な例が環境論議。
  謙虚さが失われ、みんなアジェンダに成り下がってる。

　但し、わかる、というこの破壊的実践行為をやめて。
　宇宙論にとらわれたり、心理学や優生学の奴隷となると、もうだめです。
　現代のトップクラスの知性がとっつかまっている、カルトになる。
　その状態の人が多いと思う。

　形而上学は容易に、関わるものをカルト化させるのである。
　道具的に使おうとして道具に使われる。
　そんな特徴がある。
　つまり、善だの正義だのを言い始める、わけだ。
　それがカルト組織の特徴でもある。

　善と正義。
  そんなもん、おまへんヨ。

　オイラやオイラたちの身体に害をなす悪者が、オイラに対して、おるだけ。
　善とか正義だとかは共有概念、つまり根が社会主義なので。
　自分で自分の無知をわかろうとする哲学とは、もともと無縁なのだ。

　共有で、共有の利益追求の伝統的政治（シュメール系人のお祭り）とも無縁。
　一神教徒特有の、善悪カルト思想で悪魔払いの魔女火あぶりとなる。

　知性をあつかっちょるのに、自分が享有するそれを、共有ブツに仕立てようとするからだ。
　写し絵を偶像に据える。
　それがいかんのだ。

　知性は、オイラ個人のもの。
　享有のものである。
　指示書（ノート）なしには共有できないものである。
　この指示書には命令が潜む。

　感性が共有特有のもので、享有できてない（必ず・・・られ、がつく）のに。
　享有を共友仕立て。
　こういう基本も無視して、知性を共有物に据えて偶像にしてしまうのだ。
　ここでは思惟がすぐ誤るので注意が必要。
　もういちど、じっくり反復。


　西洋では、知性を安易に共有物に据えてしまう。
　偶像にしてしまう。
　存在者の存在に、絶対の知恵とか絶対の真理をアジェンダ企画する。
　だが、知性は共有できない。

　媒介するように思ってる指示書は時空仕立ての騙し。
　ユダヤ人はレビの権威を立て、
　キリスト教徒は聖書の神聖さを偶像に建てる。
　それを可能にして、サクラを見せるのが論理学や数学、そして修辞学だった。
　具体的に写し絵にして掲示するのが形而上学。

　この意見には異論ある人多いだろう。
　特に、みつめ力信奉の一神教徒カルトの人は。
　自分を振り返ってみなされ。

　逆に、個々人が、持ち合わせあるという感性は、享有できない。
　自分だけのものにすることが、できない。
　「られ」、だからだ。
　脱存在でもしないことには。
　心頭滅却して火もまた涼し、には、ならない。
　みつめ「られ」、だからだ。

　しかし普段は、られ、なんて気が付かない。
　見る写し絵モーメントの逆作用なんて、佇んでもわかりにくい。
　なので、ふだん感性は自分個人のものだと、思い込んでるのが普通だろう。
　痛みや悲しみは、自分だけのものなんだと。
　他人にこの悲しみがわかってたまるか、と。

　しかし痛みも悲しみも、自分自身でコントロールできないものなのである。
　「られ」、だからだ。
　自分という、種族共有の身体が絡んでいるからだ。

　このラレ、を一切無視し、感性を、選ばれし享有のものに
　作り上げた人工の制度や国家といったものに押し込めてきた。
　それが西洋の伝統のカルチャー文化で。
　一神教支配の破滅途上にある現代。

　知性の共有化が、一意なる指示書が、それを可能にさせた。
　知性は写し絵なんで。
　みつめる、そのモーメント以外には共有できないのに。
　このモーメントをテンソルにして。
　この、みつめる、には感性が、「られ」、が関わるのに。
　切り取って写し絵にして。

　知性的主体性が、空虚な権力意思が関わっている、んではない。
　写し絵の構想力権能が、じつは感性の構想力が関わる。
　ラレ、も構想力なのである。