事故があって、大けがをした人がいることは大変気の毒なことですが、今回は、その報道の仕方に、新聞社によって違いがあることが気になったのであげてみました。
両方を読み比べてみると、「としまえん」に対する印象がずいぶん違います。ちなみに、毎日の記事の方が後の配信。事故の原因が不確かなのであれば産経の勇み足ですし、分かっていて書かないのであれば、毎日に何か意図があると思われても仕方がないでしょうね。
「としまえん」の広告がどちらの新聞社が多いのか、と言うことなら情けないはなしですが。
<としまえん>「フライングカーペット」から少年転落し負傷
5月7日16時40分配信 毎日新聞
7日午後1時25分ごろ、東京都練馬区春日町1の遊園地「としまえん」で、アトラクション「フライングカーペット」に乗っていた埼玉県所沢市の特別支援学校高等部1年の男子生徒(15)が数メートルの高さから地上に落下し、負傷した。意識はあるという。警視庁練馬署が詳しい事故の状況を調べている。
以前乗ったとき、高所恐怖症の私は二度と乗りたくないとは思いましたが、理性の方は危険とは思いませんでした。この記事を読んで、何で落ちたのだろうと思いました。
「としまえん」遊具から15歳少年転落 フライングカーペット、数メートル下に
5月7日14時58分配信 産経新聞
7日午後1時45分ごろ、東京都練馬区春日町の遊園地「としまえん」で、アトラクションの「フライングカーペット」に乗っていた埼玉県所沢市の特別支援学校高等部1年の男子生徒が数メートル下に転落した。警視庁練馬署によると、生徒は頭部や胸を強く打ったが、意識はあり命に別状はないという。
同署やとしまえんのホームページによると、フライングカーペットは「空飛ぶじゅうたん」をイメージしたアトラクションで定員40人。地上12メートルの高さまで上がり、急降下する仕組みになっている。落下防止のため、アトラクションには金属製のバーが取り付けられているという。
同署の調べでは、落下した男子生徒はアトラクションが動き出した直後に立ち上がり、転落した。事故当時、アトラクションには同校の教諭や生徒の計9人が乗っていた。この日は同校の遠足で教諭15人、生徒29人の計44人が来園していた。
としまえんのフライングカーペットをめぐっては、平成4年、試運転をしていた男性作業員が遊具と床の間に挟まれて死亡する事故が起きている。
立ち上がったのが事実なら、「としまえん」に責任を問うのは気の毒ですね。