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Feb 10, 2007
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=楽しい朝食♪=

 無視されふて腐れた松島さんは、キッチンに向かい、冷蔵庫な中の食べ物を漁った。
 
 松島さんは
「ハムしかねえ。」
 と言った。
 そして、そのハムをナイフで手際よく切ると、フライパンで焼いた。

船の中にハムの焼けた香ばしい匂いが立ち込めた。

すると、リビングにいた4人の視線が一斉にキッチンに向かった。

 詩織は
「私達のもある?。」
 と聞いた。
 松島さんは
「どうだろ?お前の態度しだいだな。無視してすいませんでした。と謝れば無い事も無い。これは連帯責任だ。お前が謝らない限り、こいつらのも無い。」
 と詩織に言った。
 プライドが空高くにある詩織さんが、普段ケダモノと罵ってる松島さんに、そう簡単に謝るはずは無かった。詩織は
「そんなやり方気に入らない・・・。」
 と呟いた。
 ハムはその香ばしさから、上質な物である事は涼子にすら解った。
 
松島さんは4人を前に、テーブルで、香ばしく焼けたハムを美味しそうに食べ始めた。
松島さんは
「熱くて美味しい内に謝ったほうがいいぜ。」
 と言った。
 涼子が詩織を見ると、あの誇り高い詩織が、物欲しそうにハムを眺めていた。

「こんな詩織さん見たくなかった。」と涼子は思った。

 そして、誇り高いはずの詩織は
「無視して、すいませんでした。ハム、食べさせてください。」
 と頭を下げた。
「ウワ!。」と涼子は心の中で叫んだ。

 松島さんは勝ち誇った至福の表情を浮かべた。そして
「そんなに食べたいなら、食べさせてやるよ。」
 と言った。
 
 そして、5人で焼きたての香ばしいハムを、召し上がった。

 焼きたで香ばしい香りの、ハムのステーキ♪

街のレストランで食べる普通のステーキなんかより、格段に美味しかった。
 
 その証拠に、五人の表情は笑顔に満ちていた。 

最初に食べ終わったのは詩織だった。詩織は
「美味しかった。」
 と言った。
 
 そして、詩織はふと立ち上がったと思うと、松島さんの頭部にハイキックを直撃させ
「人を食べ物で釣ろうなど、卑怯者!。」
 と松島さんを罵った。

 松島さんの表情から、至福の表情はあっという間に消えた。
 
 ほんの20分にも満たない時間の出来事だった。
 
 つづく 





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最終更新日  Feb 11, 2007 01:50:13 AM
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