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テーマ:世界の中の日本(523)
カテゴリ:時田屋
みなさん、こんばんは~。
今日は前回に引き続き、靖国神社の奥の奥をご案内しますね。 さて昇殿参拝を終えて、参集殿でお酒を頂いたあと、案内して頂いたのは、「到着殿」と呼ばれるちょっと古い格式のある建物でした。 廊下の左手に三つの間があり、手前から建物の突き当たりの間に行くに従って、天井がすこしづつ高く、壁と天井の角の柱もカーブを描いた、手の込んだ作りのものになってくるのです。 でも、装飾らしい物は全くなくて、本殿同様、質素で上品。 そしてどの部屋も畳ではなく、模様の入った板の間に、絨毯敷きでした。 軍人さんはいざというときに備えて靴を脱がないのが常識。 靖国神社は、明治から軍人さんの神社なので、出来たときから土足対応の構造なのだそうです。 さっき行った本殿にも、軍人さんはみな土足で上がってお祈りしていたのだそうな。 だから畳じゃなくて絨毯なのです。 「この天井は、奥の間に行くに従って高くなっていますが、 これが部屋の格式になっています。 ここの三つ目の一番奥の部屋が、一番格式の高い部屋で、 東条さんも土足でここに来て座ってたんですよ。 ささ、どうぞ。」 へ~。・・・え? ”ささどうぞ”って、私、そこに座っちゃっていいんですか?東条さんのところ? なんて躊躇しているうちに、巫女さんがお盆に硯と筆、記帳をのせて、しずしずと私の前に置いてくれました。 参拝記帳なのですが、分厚い和紙の記帳に、一人1ページを使って記帳するのですよ。 しっかりと、ど真ん中に「絵本作家 ときたひろし」と書いて参りました。 しばらくすると、とてもにこやかな権宮司さんがお越しになり、しばし歓談。 「柔らかな絵で、こう言う絵本が出て、私も本当に嬉しく、またホッとしました。」 とのこと。 もう、宮司さんや禰宜さん達の間では皆さん回覧して、皆さんお喜びのご様子、私も嬉しかったです。 「神道というのは、宗教を越えたものですから、ここではどんな宗教もOKなんです。」 とのこと。 さっきの本殿では、密教のお坊さんが護摩を焚いたり、キリスト教の信者さん達が賛美歌を歌ったり、踊りを奉納した団体さんもいるのだそうです。 英霊の皆さんもきっとお喜びのはずですね。 「そうそう、ダライラマもお越しになったんですよ。 ときたさんのところに座って、お話し頂きました。」 へぇ~・・・ぇえ?! こっ・・・ここ・・・・。 (私も展転社のHさんも、3秒間脳みそ停止。) ・・・やっと気がつきました。 どうやら、これは超VIP待遇らしいです。 それほどまでに「お父さんへの千羽鶴」がお喜び頂けたとは。警察官をやめてでも絵本作家に挑戦した甲斐がありました。 「絵本の方は早急に、遊就館の売店で平積み販売しましょう。 Hさん、すぐまわしてください。」 事業課長さんのお申し出に、Hさんも侍みたいに、「は!」と返事をして、商談も即決。 そして帰り際、おみやげとして大きな紙袋を一つ頂きました。 中身は・・・撤下神撰(神前にお供えしたおさがり)の、カツオの削り節、昆布、お酒、靖国神社の紋が入った素焼きの杯、和菓子、そして特攻隊員の遺書などをまとめた「英霊の言の葉」、みたままつりの団扇、などなど。 応援してくださる読者の皆さんを代表して、頂きました。 ありがとうございます。 絵本作家ときたひろし お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月24日 23時07分53秒
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