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カテゴリ:伊達政宗
現在、瑞巌寺は平成の大修理の真っ最中。
普段は一般公開していない本堂の改修現場を特別に見せていただきました。 約300人の応募者の中から30人が抽選で選ばれ、なんと私が出したはがきも見事当選。 解体中でなければ見ることのできない貴重な場所を見学出来ました。 前半1時間は宝物館会議室で映像を見ながら解説を聞き、後半1時間で現場見学をしました。 用意されたヘルメットをかぶり御成(おなり)玄関から本堂へ入りました。御成玄関は皇室の方をお迎えするために特別に作られたもの。なので本来は一般人が通れる所じゃありません。 ていねいに解体された本堂は骨組み部分が残されていました。 柱の土台の高さに浮き沈みがあり、均等な高さにする工事も必要とのことでした。 狭い足場を上って、本堂の屋根と同じ高さのところまで行きました。 まるで鳥目線。 いつもは下から見上げるだけだった屋根が目の前に広がり、美しい屋根のアーチが見事でした。 屋根の破風部分も真近に見れて感激でした。 破風の土台は黒漆で塗られ、装飾部分の縁は金で塗られていたのがわかったそうです。 いかにも政宗公の好きそうな色使いですよね。 担当者の方のお話では修復後に彩色を施す予定はないとのことでした。 それならぜひCGで再現していただきたいとリクエストしてきました。 政宗公が瑞巌寺を再興した当時の様子をぜひ拝見したいものです。 仙台城や大崎八幡宮、そして瑞巌寺は同時代に造られた建物で、職人さん集団も共通していたようです。 当時の技術の粋を集めたすばらしい建築だったと思われます。 ご興味のある方は6月17日にも見学会が予定されていますので、運だめししてみてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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