その日の気分　Vol 2

定期テストが順番に戻ってきております
え～え～予想通り撃沈の大将とチビ  

チビは・・テストの結果を次々とメールで伝えてきました

「もう送ってくんなっ！！」

範囲が狭い１年生。点数見て愕然・・・これじゃ公立落ちて当たり前
勉強してないんだから当たり前の点数なんだけど・・・・
赤点に引っかかることもなく、平均点にも達してるみたいだけれど・・・
だけど、コースのレベルと範囲を考えたらもっと取れていいはず・・・

大きなため息ひとつ・・・

家に戻って来たチビ、涼しい顔してるし

「あんたねぇ～・・テスト前になんて言った？チョットひどすぎやしないか？
楽しいのはいいけどさぁ～・・」
「わかってるよ」
「わかってないから勉強しないんだべ？これじゃ中学校の二の舞、公立落ちて当たり前」
「わかってるって」
「今度のテスト次第であんた、部活禁止にするよ」
「やだぁ～～」
「いやだったら１日少しでもいいから勉強しろっ！」

はぁ～・・・
ナンバースクールでもないし、国立大狙うわけでもないから
無難に卒業できればいいんだけど、楽しく高校生活送ってくれればいいんだけど、
３年になって評定足りないとか言われることだけは避けたい
でも、本人わかってないんですよね～～

「あんたね、評定さがったら奨学金も貰えないんだよ。奨学金貰えなくなったら
学校辞めろよ！！」

さすがにグッと来たらしくしょんぼり・・・
当然だっ！我が家はセレブではないっ！  

大将は・・・

「英語９６点」

それだけメールで送ってきました
ほぉ～～一夜漬けでも頑張った甲斐があったんだぁ～・・・

ちょいと喜んだ私がバカだった

「ねぇねぇ、他の教科はまだ返ってきてないの？」
「ん？返ってきたよ」
「・・・・で？？」
「チビの事は言えないなぁ～・・・・聞くな！  」
「は？お前、この時期になんだ？」

怒る気も無くす私・・・・

「絶対受験に失敗するわっ！！」
「はん？入ればいいんでしょ？」
「そんなに甘かないわっ！偏差値見てみろっ！」
「うっせーし！！」

高校卒業して働くならいいよ・・だけど希望は違うでしょ・・・

バカ娘二人・・・
チビは

「あのねぇ～来週から障害飛ばせてくれるんだって～～  」

すでに目はハート、気持ちは夢心地・・・

大将は、

「ねぇねぇ、９６点のご褒美は？？  」

と宣う始末・・・

んなものあるかいっ！！  

二人して・・テストの結果はすでに関係ないことらしい・・・
あんたら逞しいわ・・・  

自分の子供だ・・・うん・・・自分の子供だ・・・・
勉強に目覚めるわけがない・・・
わかってるけど、わかってるけど・・・・・

少しは期待もたせてよぉ～～～  

「まぁまぁ奥さん、娘を信じなさい。悪いようにはしないから具合悪くなるでしょ～そんなに気にしてると」

普通の子供に育って欲しかった