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雪のしんしん降る夜は鍋を囲むのもいいかもしれない。
気のあった仲間同士で鍋を突っつきながらよもやま話に はなを咲かせると、いつしか夜もふけていきます。 この鍋料理は私もたまに作ることがありますが、毎回 顔ぶれを見ながら考えて作ります。このあたりでは、特に 名物の鍋料理はありません。タラの ドンガラ汁 はあるものの どうも鍋とは言いがたいです。北海道、秋田、宮城には それぞれのそれなりの土地に土着した 鍋物があります。 全国的に名が知られている鍋料理ですので、他のところの 料理にうとい私でもよく知っています。石狩、浜、きりたんぽ、 しょっつる、かき などで、味付けも地元の食材にこだわって いるようです。一つ一つ特徴があり個性豊かな鍋だと思います。 それに相当するものが なぜか私のまわりの地にはありません。 「あるゼよー!」という若い方がおったとしても、それは勘違い してるだけで、ほんとのところは ありません。一般的には 寄せ鍋風が 多いですが、料理人が関西、関東からの 流れをくんで、自由な気持ちでつくっているわけで どこにでも ある宴会料理ですね。 歴史を遡れば鍋が育たなかった土壌が わかるかもしれませんが・・ 私の作り方は いろいろ 考えたあげく 出し汁はとりますが、 汁に味をつけないことにしています。どうも各自 自分の鍋の イメージをもっているようで、鍋を囲むと一人一人の性格まで わかってきます。鍋の中に自分のスペースを持とうとして 確保する人も出てきます。ほとんど自分に一番近い場所を とろうとするわけですが、時には相手の陣地に攻め入ること もあります。そんなことを無意識でやっているわけです。 鍋をかこんでいるひとは そんなことはわからないでしょう。 ただ無意識に そうなるんです。そんな光景をみると実に 楽しいものです。自分が食べたい人ほど相手にすすめたり します。ひとつの鍋にはしを入れてつっつきあい食べる習慣は 互いの親睦を知らずに深めていくと思います。 私がつくる鍋は 味はつけません。 仲間、お客さん から 自分で勝手に 自分の味をつけてもらいます。食べたいように 食べてもらいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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