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テーマ:クラシックの名盤(290)
カテゴリ:指揮者
こんにちは、こめまる94です。
ヘルベルト・ケーゲル指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲 エグモント序曲 交響曲第6番「田園」ヘ長調作品68 1989年10月18日サントリーホール 実況録音来日当時、ケーゲルもドレスデンフィルも東ドイツの人たちでした。 ところがこの来日公演の1ヵ月後、ベルリンの壁は崩壊し、東西ドイツは統一されることになったのです。 そしてなんとベルリンの壁崩壊の1年後、ケーゲルのピストル自殺で人生の幕を降ろしています。 理由はなんだったのだろうか。 軽々しく言えないことだけはわかります。 さて、演奏は、エグモント序曲の最初の音が出た瞬間、ぶっ飛んでしまします。 なんだ、この重苦しい空気は、遅いテンポは、いままで聴いたエグモント序曲の中で、もっとも個性的な演奏だと思います。 そして田園。誠に美しい演奏です。 ケーゲルは、何事もなかったかのように淡々と進めていきますが、第5楽章も終了間近に急にテンポが落ちて、終わることに後ろ髪を引かれるように何か寂しさを残しながら終わります。 何か、一つの時代が終わった歴史的な演奏でした。
以前は、分売されてましたが、今回ご紹介するのは5番と6番“田園”が一緒になった2枚組です。 第5番に凄い演奏です。改めてレビューいたします。 メルマガ「クラシック聴かずに死ねるか」登録はこちらです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.05.04 12:34:59
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