2023/01/30(月)12:12
私の履歴書(50)お産の痛み 。。。
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従来肩の脱臼治療は、手がおなかの前にある姿勢で、肩関節を固定する
< 内施位固定 > が、行われていました。しかし最近は、脱臼した側の
腕のひじを体の脇につけ、そのまま前に突き出す< 前へならえ >の姿勢で固定
する< 外施位固定 >に、変わったのだとの説明を担当医から受けた
ことは、以前に書きました。
この方が、損傷した間接包の緩みが早く治り、再発率が低くなるとの、最近の医学
研究結果によるものだとか。
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固定方法の検討
脱臼患者40名のうち内旋位固定群20名、外旋位固定群20名で再脱臼率を
検討した。
結果は平均15.5か月で再脱臼率は
▪内旋位固定では再脱臼率は30%
▪外旋位固定では再脱臼率が0%
という結果であった。
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確かに、この奇妙な矯正器具をつけた結果、その後の 脱臼再発がありませんから、
正しい処置方なのかも・・出場した全英オジンブルドンで、時速 200キロ
を超すサーブをしましたが、肩は抜けませんでしたものね。
< 前へならえ >の位置を保持する為に、100均で買えるような三角形の
ウレタンを、胸と右ひじの間に入れて包帯で吊るわけです。その姿は片手で
機関銃を、構えているようなものです。
この矯正器具は、就寝中もはずしてはいけないという事で、恒に仰向けで寝な
ければならず、天井をトコトコ走るジェリーを、その姿勢でバギュ~ン、
バギュ~ン。
実は、ある銀行の頭取とのアポを、脱臼前に取得済みでした。脱臼などを
理由に、こちらからキャンセルするのは、相手が頭取だけに失礼にあたると
思いました。そこで、長距離ということもあり運転は部下に任せ、山形まで
出向きました。
4月とはいえ、まだ肌寒かったことから、降車してからトレンチコートを、部下に
肩からかけてもらいました。玄関に近づくと、警備員が血相を変えて、4~5人
飛んできたのです。警棒を抜き放ち、私との距離をジリジリと縮めながら・・・
どうも遠目には私の恰好が、機関銃を抱えた銀行ギャングのように、見えた
ようでした。
やっぱ、ジョニー・デップかケビン・コスナー のような雰囲気を、皇子が
もっていたからなのでしょうね・・・つ~~のは、警備員の後から、キャ~
キャ~ 言いながら、女子行員がぎょ~さん出てきましたから。
普段は住人の一人にすぎない悠愛皇子も、三角の矯正器具を抱えた、奇妙きてれつ
な恰好が、マンション内でも噂になってしまいました。 すれ違う熟女の目には憐憫の情が浮かび、出来ればお傍でお手伝いしたいと、
訴えています。イヒッ・・・夜もですよ~~~!!
ある日、エレベーター前で、管理人の奥さんに逢うと、 ( 脱臼でしょう。私も、若い時にやったのよ。あの痛みって、半端じゃ
ないわよね~~~!! )
( そうですよ。痛くて、目を開けていられなかったっす。)
( ほんとよねえ~~。あれは、お産の痛みと同じなの。悠愛さんも、わかるわ
よねえ~。 )
わかるわけがないでしょうが!! お産の痛みなんか、男には~~!!
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