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忍野八海の昔々
その昔市川大門の長百姓大寄友右衛門は 天保の飢饉に苦しむ忍野村忍草の民を救う為、 私財を投じて一大事業を興す。 自らも富士講(富士信仰系宗教運動)の先達をしていたが、 この湧水を富士講(大我講)の禊池にしようと考えたのだ。 今で言うなら、宗教を利用した、村興し事業。 忍野忍草にある沢山の湧水の中から、 北極星と北斗七星の形になるように八つの池を選び それぞれの池に八大竜王を祀り、 仏教・道教・陰陽道の教えに基づき『富士山根元八湖霊場』とし再興。 おかげで多くの村人の命が救われた。 (忍草山大日院 東円寺HPより抜粋) 東円寺のHPには忍野八海の今昔写真や 関係する資料・話がいっぱいです良かったらお訪ね下さいまし で、忍野八海にはそれぞれこのような 案内看板と石碑がございますよ 第七番霊場 鏡池 池の水は濁っていても、 逆さ富士の姿がはっきり映るので、 この名がつけられたそうです。 この池の水は、 すべての事の善悪を見分けるといわれ 集落内に揉め事が起き、事を収拾させようとする時 争っている双方が水を浴び、 身を清めて祈願したと言う話があるそうな 見るからに近所公園の池って雰囲気 湧水もわずかとあるが、平均水温は11・5℃意外と低い 最初に見てしまった湧池や中池が綺麗過ぎるだけに 「あれあれ?!」って感じ ちょうど側道が工事中で逆さ富士山が撮れるのは これがギリ?普通でもこんな感じなのかな? 「富士山の美しいなで肩がちょん切れてるなぁ」 前に建つ民家と電線が邪魔~!とか思いつつ・・・ 菖蒲池の昔々 昔、この池の近くに仲のよい若夫婦が住んでいた。 ある日、夫が肺病にかかり、妻は力を尽くして世話をしたが 夫の病は重くなるばかり。 妻は神仏に助けを求める以外にないと、 この池の水を浴びて身を清め、一心不乱に祈願した。 すると、37日目 「池の菖蒲をとって夫の身に巻けば、病魔は必ず退散する」 という神のお告げを聞き、妻はお告げのとおりにすると、 重病だった夫の病も日増しに良くなり 一ヶ月たたないうちに全快したそうな。 以来、悪疫流行の際村人はこの池の菖蒲を採って 身体に巻きつける風習があったとか 第八番霊場 菖蒲池 菖蒲がたくさんあるのかなぁと思いきやそれ程でもない・・・ ほぼ沼地となっている。 鯉が多いのはやっぱり水質の関係? 民家に近い方に行くと水の湧き出る音がして 水にも透明感が見えた。 残り咲きなのか、季節を間違えたのか黄菖蒲が2輪 菖蒲池の奥の方ではかやぶき茶屋なる飲食場がある様だ・・・ 陸上自衛隊北富士演習場があるので 何やらドンドコと空砲の音が空腹に響く 軒下に干しもろこし 中池の売店の前にも大量のとうもろこしが干してあるので いったい何に使われるのだろうとか思う。 ポップコーンにでもして売店で売るのかなぁ?? 疑問を放っておけないのでいつもの検索中毒に・・・ あるブロガーさんがお土産屋サンに聞いた話をみつけた。 「お団子にする」との話。 ・・・浅い・・・ ひたすら検索してたどり着いたのが このあたりで収穫できるという甲州もろこし 茹でて食べるのが主でなく、粉にして団子・おやき等にし食すとの事。 我が故郷群馬が小麦粉を主食にしていた頃同様、 米が主として食べれない時代の名残りなのかなぁ・・・ こちらのブロガーさんのトコで甲州もろこしの詳しいお話がございます。 ・・・・・まだまだ続く残りは濁池・銚子池・御釜池・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月23日 06時53分47秒
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