テーマ:息子の話、娘の話(1502)
カテゴリ:☆息子と語らう☆
今月から東京の専門学校に通うことにした長男。
週に数回、それも講義を受ける為だけに山からバス・電車に揺られ 2時間15分かけて行くのだ。 遠距離通学しつつ、長い時は6時間勉強するなんて (とは言っても大学時代は3時間かけて大学まで通った経験もある長男) 通勤時間30分の私には信じられない。 (とは言っても10時間以上毎日働いている私) 今まで孤独に独り部屋に閉じこもっている勉強とまた違った 専門知識溢れる講師から受ける講義内容は充実感があって 通学の苦労なんて気にならない様子。 心を刺激する しかし、講義は連日という日もあるので、さすがに帰宅するのも大変だ。 何しろ授業が終わった後に我が住む山に帰るには その時間バスが無いし、送迎者の私は夜勤のまっ最中。 なので都内に宿泊することを提案してみた。 ビジネスホテルだったら安く泊まれるのではないかと思い調べてみるも 単身で泊まるのではけっこうお高かったりするのでハタと悩む。 そんな中、カプセルホテルなんて格安宿泊施設が存在していたのに目が行く。 私は押入れとか洞穴みたいな閉塞された雰囲気があって あんまり良い印象がなく、長男もこれまで利用した経験が無い。 「勉強させて貰っている身分なのに、贅沢は言わないよ。 宿泊までできるなんてありがたいことだ」 とか長男は言うので 初めてのカプセルホテルを体験して貰うことにした。 早速、こんな話が聞けた・・・ 成熟した精神 カプセルホテルには無料で利用できる大浴場・サウナがある。 長男がその大浴場の湯船に入って一汗流している最中のこと。 後ろに続く仲間に声をかけながら、中高年の男性が三人入室してきた。 長男、何気に目をやれば男性達の背中にはそれぞれ見事な紋々(刺青)が入っている 思わず見て見ぬフリしてさりげなく目をそらす。 最初に入って来た3人の中ではトップらしき 右腕から背中にかけて青龍の刺青がある男性が 長男の入る湯船でかけ湯を始めたが、 <パシャッ!> 青龍の男性が湯を汲み出したはずみに、長男の顔にお湯が跳ねた。 青龍の男性も気がついて発された言葉が、 「あッ!、すみません」 意外なものだった。 長男、会釈しつつ「腰低ぅ」と思ったのだった。 「三人共刺青入れててさ、片腕から背中に青龍、 背中に孔雀、あと~蛇だったんじゃないかな、 腕に絡み付いてたから」 「そういう系の人が来たら普通一般人なら、目をそらしつつ 音も無くス~ってその場を去るもんでしょ?! よく見る余裕まであったねぇ」 「俺(見事な刺青の入った人を)初めて見たわけじゃないから そこまでビックリしないけど、さすがに浴場で全身見た事は無いよ」 この後、紋々トリオは仲良くサウナ入りされたので 長男、サッサとその場を去った様だ。 都会のこんなカプセルホテルの大浴場では【刺青お断り】があっても ホテル側はなかなかお断りしきれないものもあるのじゃないだろうか。 この先たまにお会いする機会もあるのかもしれない・・・ヒエェェ~ 志操堅固 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月08日 01時59分00秒
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