テーマ:50代の視点と日常(1298)
カテゴリ:食べ物語
南足柄に春めき桜に逢いに行く為に、同行することを私に半強要されている長男。
まぁ、一生を賭けた試験を数ヶ月後に控えているんだから それこそ花見遊山するどころじゃなかろうが、 学費から東京までの諸費用全額提供する母親からの同伴要請はなかなか即に拒めない。 「いや~、別に~一緒に行けとまでは言いはしないけどさぁ~ 秦野や南足柄辺りにも美味いラーメン屋の1軒くらいはあるでしょぉ~」 と、提案してみる。 自分の得になることがひとつあれば文句は言わない長男だ。 《無類のラーメン好き》だったりする長男、 早速私の好みも合わせ検索して決めた先は、秦野駅南口より徒歩5分の地にある・・・ 海老吟醸 じぱんぐ(ZIPANG) 駐車場が見当たらないので、秦野駅に戻り時間貸しの駐車場に停めて歩く。 飲酒も兼ねたラーメン店なら駐車場が無くても良いのかなぁ~ コチラの店は海老ラーメン専門店だという。 海老アレルギーでありながら海老好きな私にとってはたまらない。 (生海老は食せば舌~喉が、触れば手が痒くなったりする。それも高級になればなるほど症状はヤバクなったりする・・・伊勢海老の生はエライ目にあった。加熱海老は平気) 「天然海老油」と「とんこつスープ」を絶妙なバランスで調合し 「じぱんぐ特製海老ダレ」で仕上げる「ラード不使用」の ヘルシー極上スープは濃厚かつなめらかで自然に喉を唸らせる。 麺はスープと相性抜群のこだわりもっちり中太麺。 丼を彩る具材には自家製豚チャーシュー 歯応えを演出する特級品きくらげ、拘りの青ねぎ ミネラルの塊であるお麩、仕上げは風味を更に昇華させる桜海老 至福の一杯と宣う【海老吟醸】の解説 店の看板メニューだというコチラを頂くことにした。 海老吟醸 丼の朱と勝負させんばかりのオレンジ色の海老油がスープの上面を占領する。 海老独特の甘く芳ばしい独特の風味が豚骨スープと相俟って 確かに絶妙な極旨コク旨の今まで半世紀生存して味わったことの無い メチャ美味スープがココにあり、ちょいと感動ものであった しかし、残念なことに麺が許せなかった! 全くやる気のない麺だ、麺自体はのど越し良さそうな太さも文句ないものだったが 茹で過ぎである!!まだ気の利いた今時の即席麺にしたくなった。 全く惜しい、不手際なのか、こういう麺なのか?! (「おっちゃん、麺茹で過ぎとちゃうん?」関西のオバちゃんだったら言えたかもしれん) それでも完食した親子であったが、ちょいと目を惹いたのがコレである。 子供の頃から汁かけ飯やら<おじや>は大好きだった私。 (只、<汁かけ飯>は父親に止める様に怒られつつ、それでも強行したかった私は口に御飯を放り込んで 味噌汁を口に含んで《口腔内汁かけ飯》にして食し、こっぴどく叱られた) ラーメンを食した後にリゾットやおじやが楽しめる様だ。 コレは確かにこのスープなら旨いに違いないだろう。 今食べた麺だったら、最初からコレでも良かったかもしれないゾ。 しかし、考えれば残ったラーメンスープで混ぜるだけなら <汁かけ飯>と一緒じゃないか・・・ おじやにしてもリゾットにしてもちょっと火入れして 御飯にネチャッと感がないと如何だろう?! とかツッコミしたいと思いながらも どっちにしろ既に旨いスープは飲み干してしまったので いつかまた訪れることがあればのお楽しみにすることにした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年03月29日 09時56分45秒
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