埼玉 さいたま・浦和区岸町 「調神社」
2008埼玉 さいたま・浦和区岸調神社 浦和では親しまれている神社「調(つき)神社」。だいぶ都市化の波にむしばまれているものの、神社として大切に維持されている。是非氏子の皆さんの支援で今後も維持していただき所である。兎と由来があるらしい。調神社(埼玉県さいたま市浦和区)-調神社 由緒書- 浦和駅の南西約五百米、旧中仙道東側に鎮座。旧県社で御祭神は天照皇大神、豊宇気姫命、素盞鳴尊の三柱を祀る。社名を調(つき)神社。地元では「つきのみやさま」と愛称されている。 「調宮縁起」によれば、第十代崇神天皇の勅命により創建。調とは「租・庸・調」の調で、伊勢神宮へ納める貢(調)物の初穂を納めた倉庫群の中に鎮座していたと伝わる。(鳥居無きはその為と伝わる)平安時代に編集された「延喜式」に記載される武蔵国四十四座のうちの一社である。 中世、調が月と同じ読みから、月待信仰に結びつき、江戸時代には月読社とも呼ばれ、月神の使いとされる兎の彫刻が旧本殿や現在の社殿に、狛犬の代わりに兎の石像が境内入口両側にある。 神域は約一万二千平米。欅、銀杏の大樹が鬱蒼と茂る鎮守の杜と、江戸時代末に建立の権現造の社殿が、悠久の歴史を今に伝えている。 毎年十二月十二日には「十二日まち」が開催。神社では「かっこめ」を領布、境内を中心に縁起物の熊手をはじめ様々な露店が立ち並び、近在からの人手で賑う。 御利益は、運否天賦の「ツキはツキを呼ぶ」との謂れから、幸運を授かる信仰とされる。