カテゴリ:カテゴリ未分類
1月22日,かるぽーと高知で,高知の歴史についての講演会を聴きました.主催は高知市文化振興事業団と「ガリバー倶楽部」.講師は谷是(たに ただし)さん.
徳川家康から土佐国を与えられた山内一豊は浦戸に上陸してすぐ,城下町の適地を探します.そして2つの川に挟まれた氾濫原に目をつけました.かつて大井川や天竜川を治めた経験のある一豊ならではの判断でした.これが今の高知市の起源で,一豊の先見性と,みごとな都市計画に目を見張らされます・・・ 話はまだまだ続くのですが,講演の最後に谷さんの言われたことが印象に残っています.それは,高知の人たちは観光目当てのニセモノばかりを造っているという指摘です.もっとホンモノを大切にして欲しい.そして,もっと歴史や文化を大切にして欲しい.そういうメッセージでした. ホンモノを大切にするということ.それは自然史博物館でも非常に重要なことです.ジオラマやバーチャルに頼り過ぎないこと,ラベルのついた標本をしっかり管理活用することこそ,自然史博物館の基本中の基本だということは,いくら強調しても足りないと思います. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 27, 2006 09:50:02 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|