カテゴリ:戸々露の一言
ご心配してくださった皆様に、感謝しています。
無事帰ってきましたので、ご報告。 そもそも、話は先週の木曜日に始まります。 前日会社の懇親会で、和食の美味しいお料理をたべ、 夫は「望郷の念」に駈られて、九州の実家に行ってしまい、 私の優雅な独身生活が始まる朝のことだった。 息子達の出勤を見送る頃から、突然の嘔吐と下痢が起きた。 初めての人たちとの懇親会だったので、ビールは酔うほどは飲んでいなかったし、食事も食べ過ぎというほどではなかったが、それでも、胃腸がもたれた感じだったので、吐けば治まるだろうと思っていた。 初めは、苦痛なく、吐いて、下痢して、という状態だったので、カラになれば終わると思っていた。 しかし、いつまでたっても、嘔吐と下痢が治まらない。お茶も飲めない。もう、脱水になりそうだと思いながら、もうすこし続いたら、タクシーで、病院にいこうと考えていた。 ともかく、時間が薬と、眠って過ごそうとしていた。 そこへ、いつもの狭心症の苦しさが襲ってきた。 あわてて、階下にいき、ニトロを服用した。そこへ下痢。あわててトイレにいくと、一挙に冷汗がふきだし、目の前が暗くなる。脈が触れない。寝ている息子の名を呼ぶが聞こえるわけもない。ともかくパンツをあげて、トイレから出る。階下のチョウに携帯をする。「苦しい、きて」 朦朧としながら、血圧を測る。低すぎてエラーが出る。もう、出るものがないはずなのに、2リットル位胆汁色の水分を吐く。「救急車呼んでもらうかも」 チョウも、あわてている。「もう呼ぶよ」119へ電話をしている。 そんな最中でも、私って、母親だった。「服着て、保険証と財布もって」チョウに言ってる。 パジャマだった私も着替えなくちゃ。どうする?「私の服、何でもいいからもってきて」 「わからん。箱ごと持ってきた」適当にシャツとジーパンを何とかはく。血圧80まで復活。 救急車には、近所のお見送りの中、何とか歩いて乗れた。血圧も100まで復活。 救急隊員の質問に、順を追って説明したつもりだったが、後で見ると、主訴のところに胸痛と書いてあった。ここから運命は展開していったのだ。 この辺りでは大きなS病院に運ばれた。その頃には、すっかり落ち着いていた私は、きちんと状況を説明でき、問題はこの嘔吐と下痢で、脱水になりそうなことなのだと伝えた。ニトロで血圧低下を起こしたことが救急車をよぶきっかけにはなったが、狭心症はいつものことなのだと伝えたつもりだったが、 「循環器の先生にも見てもらいましょう」ということになった。 こうして、救急外来のベッドで、私の心臓カテーテル(冠動脈血管造影検査)は決定したのでした。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.11.02 11:36:39
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