テーマ:トイガン・エアガン(202)
カテゴリ:モデルガン
今回は
マルシン ベレッタM84 を紹介します。 ![]() 実銃は イタリアの ベレッタ社で開発された ダブルアクションで射撃ができる 中型のオートピストルです。 ![]() 当時あまり知名度のなかったM84を マルシンがモデルガンにした 理由として 様々なものを上げていますが 「何よりもスタイルが バツグンによかった」 からだそうです。 私の所有しているM84は もともとメタルフィニッシュ でしたが メッキが剥げてしまっている ところがあったので 再度上から塗装を施しています。 使用した塗料はこちら 当時スタンダードフィニッシュが \5800だったのに対し メタルフィニッシュは\6800と \1000も高かったのです。 ![]() 向かって右から見たところ。 M84はハンマーの根元にある セイフティが 右利きでも 左利きでもかけられる ようになっています。 このように左右どちらが 利き手の人でも操作しやすい 設計はM9等の ほかのベレッタの拳銃でも 見られます。 ![]() 上から MGCの.380ACP マルシンの.380ACP マルシンの.380ACPの分解 M84は.380ACP(9mmショート)を 使用します。 これはMAC11も同じです。 しかし M84のカートリッジは マルシンの専売特許 「PFC(プラグ・ファイヤー カートリッジ)」で MGCのMAC11は オープンカートリッジ でした。 当時 マルシンのM84用のPFCよりも 安価に入手ができた MGCのMAC11用カートリッジで M84を発火させる方法がありました。 ![]() 左がM84のデトネータ 右が加工したMAC11の デトネータです。 このように MGCにハガキを出して購入した MAC11のデトネータの 長さと太さを調整し チャンバーに入れることで 他のパーツはいじらなくても より簡単に発火を楽しむことが できたのです。 (もちろんバレル内の 汚れがひどくなります。) ![]() マガジンには穴が空いており 13発カートリッジを詰めると 一番下の穴で分かるように なっています。 それでは分解していきましょう。 ![]() まず、マガジンを抜きます。 次にラッチリリースボタンを 向かって右から押しながら ディスアセンブリングラッチを 回すとスライド周りが 外れます。 この辺の機構は M1911等に比べて 簡単に操作できるので いいですね。 ![]() スライド後部。 現在では旧式となった ファイヤリングプレートによる サイドファイヤ方式です。 ![]() グリップのネジを外せば 機関部を確認できます。 トリガーの上にあるのが トリガーバーなのですが ここはマルシンM84の アキレス腱です。 トリガーバーは ダブルアクション時には 直接ハンマーを起こし シングルアクション時には シアーをハンマーから離し ディスコネクターとしても 働いているため 負荷がかかりやすく なおかつ 亜鉛ダイカスト製なので 折れやすいことで 有名なのです。 ![]() ![]() 私は過去にトリガーバーを 2度も折り、その都度 ジャンクのM84を 購入しているため 残りのパーツが 無駄になっていました。 ![]() そこで、 アルミ材からやすりで トリガーバーを削り出しました。 その後、運よくパーツを個別に 入手できたのでマルシンの M84に合うよう加工しました。 アルミ材の入手はこちらから 大きさの種類が豊富なので このような工作をする際には 大変便利です。 現在ではトリガーバーの材質を 超々ジュラルミンという アルミ合金に変更した M84もマルシンから 発売されているそうです。 ![]() マルシンのベレッタM84が 1981年に発売されて以来 多くの指示を集め 現在でも発売が 続けられているのは M84が持っている 「何よりもよいスタイル」を 忠実に再現し続けているためだと 私は思います。 参考文献 月刊Gun 1981年 11月号 月刊コンバット★マガジン 1982年5月号 センターファイヤ―化や トリガーバーの強化 これからもM84から 目が離せませんね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.08.30 19:36:38
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