テーマ:トイガン・エアガン(202)
カテゴリ:モデルガン
今回は ハートフォード シングル アクション アーミー (以下SAA) を紹介します。 ![]() 実銃は 1873年から生産が始まった シングルアクションオンリーの 6連発リボルバーです。 当初は黒色火薬を用いた .45ロングコルト弾を 使用していましたが その後、様々な弾薬を 使用できるモデルが製造 されました。 バレルについても 個人のカスタムを含め 大小多くの種類が 存在します。 私が所有しているのは 民間市場向けに販売された 銃身が軍用よりやや短い 「シビリアン」 というモデルの モデルガンです。 ![]() ![]() 左右から見たところ。 エジェクティングロッドの有無 以外、特に大きな左右の違いは ありません。 ヘビーウェイト樹脂製のため 800番の紙やすりで磨いたのち ブルーイング処理を施すと 金属に似た光沢がでます。 また、亜鉛パーツも ブルーイングし直すことで 渋い色味がでます。 ブルーイング液は こちらを使用しました。 ハンマーを起こしていくと 3段階に止まります。 ![]() 最初に止まるところ。 シリンダーに6発装填したのち ハンマーを最後まで戻すと ファイヤリングピンが カートリッジの底に 触れてしまいます。 かといって 下記の ハーフコックや フルコックの状態にすると 持ち歩くとき不便です。 そのため、 ハンマーを戻すとき この状態にすれば ファイヤリングピンを カートリッジの底に あてないまま 持ち歩けます。 ![]() 次に止まるところ。 いわゆるハーフコックです。 このときシリンダーストップが 下がってシリンダーは フリーになります。 代わりにハンドが シリンダーのラチェットを 軽く抑えているので シリンダーが反時計回りに回ります。 ![]() 装填、排莢は この状態で 1発ずつ行います。 ![]() 最後に止まるところ。 いわゆるフルコックです。 この状態でトリガーを引けば シリンダーはシリンダーストップが 固定しているので ハンマーについている ファイヤリングピンが カートリッジの底を打って 発火します。 ![]() .45ロングコルト弾を 模したカートリッジ。 .38スペシャルや .357マグナムに 見慣れていると やや大きく感じます。 ![]() シリンダーを前から見たところ。 実銃では、もともと シリンダーの回転軸となる ベースピンをフレーム下にある ネジで直接止めていました。 1896年以降のモデルでは 写真のようにベースピンを スプリングを挟んだ ネジとナットで 止めています。 ![]() これによりネジを外さなくても ネジを押すだけで ベースピンが外せるように なりました。 ![]() ネジを外していけば 簡単に分解ができます。 シングルアクションオンリー ということもあり、 部品点数は少ないです。 ただ、 ピンのついたフレームを 右からネジで止める 現代のリボルバーと比べると 各部品の支点にネジを使っている SAAでは、ネジの本数の 多さが目立ちます。 ![]() シンプルでありながら ハーフコックなど独特な 機構を兼ね備え 現在でも絶大な人気を誇っている SAA。 ハートフォードのモデルガンは そのSAAの造形を よくとらえていると わたしは思います。 参考文献 Frederick Myatt 「MODERN SMALL ARMS」 月刊コンバット★マガジン 1982年 5月号 ハートフォードから さまざなオプションパーツが 販売されています。 ぜひ、ご確認下さい♪
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最終更新日
2023.08.30 19:35:09
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