前場 日経平均 14,190.88 ▼298.56
<日経平均>14,190.88 ▼298.56 <東証一部>出来高 9億6,238万株値上がり銘柄数 224値下がり銘柄数 1,423<為替>105.30 ▼0.73 米国株安を嫌気してほぼ全面安 日経平均大幅反落 寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)は買い越しと伝えられましたが、6日の米国市場が大幅下落となり、シカゴ市場の日経平均先物が軟調だったことに加え、為替も円高に振れていたことから、売り先行の始まりとなりました。日経平均は寄り付きから先物主導で大きく下落、節目とされる14,100円が意識される水準では押し目買いや買戻しも入って下げ渋るものの、積極的な買い気に乏しく上値も重い展開が続き、概ね14,100円台での小動きとなりました。 主力株はほぼ全面安となりました。商品市況が堅調だったことなどから商社株や石油関連株の一角に堅調な銘柄も見られますが、米金融株が大きく売られたことを嫌気して国内の銀行・証券株が大きく下落、米国株安や為替が円高に振れたことから自動車株などの輸出関連銘柄も軒並み軟調となりました。また好調な業績の期待される機械株や海運株なども、利益確定売りなどがかさんで値を下げています。小型株も主力株ほどではないものの大きく下落する銘柄が多く、日経ジャスダック平均は軟調、東証2部株指数や東証マザーズ指数は大幅安となりました。 注目された米雇用統計が予想を大きく下回っていたことなどから、米国景気の回復が遅れているとの見方につながり、大幅安となっています。日経平均は上値の重い展開となっていますが、しかしながら為替が再び円安方向へ動いてきていることもあって、節目とされる14,100円の水準では底堅い展開となりました。これまで堅調な地合いが続いていただけに、後場も軟調な地合いが続きそうですが、為替動向がしっかりとしていることから、節目と見られる14,100円台で底堅い展開が続くことが期待されます。引き続き、先物市場動向、為替動向次第の展開となりそうです。