前場 日経平均 13,331.98 ▼131.22
<日経平均>13,331.98 ▼131.22 <東証一部>出来高 9億5,800万株値上がり銘柄数 200値下がり銘柄数 1,439<為替>105.92 △0.12 米国市場は反発したものの、景気の先行きに対する懸念から軟調 1日の米国市場が反発となり、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)も買い越しと伝えられ買い先行で始まりましたが、寄り付きの買い一巡後は先物主導で下落に転じ、大幅安となりました。日経平均は寄り付き後しばらくして13,400円を割り込む展開となり、いったん下げ渋る場面も見られましたが、上値の重さが確認されると更に下げ幅を拡大、13,300円を割り込む格好となりました。さすがにその水準では値ごろ感からの買戻しなどが入って切り返しましたが、積極的な買い気に乏しく、戻りも限定的となりました。 主力株は総じて軟調となりました。金融不安から売られていた銀行株や不動産株、また原材料高が懸念された鉄鋼株などには堅調あるいは底堅い銘柄も見られましたが、米国をはじめとする世界景気の先行きへの不安から自動車株やハイテク株などの輸出関連銘柄、海運株や機械株などの新興国関銘柄も軟調となったほか、このところ底堅い動きの続いた資源エネルギー関連銘柄も冴えない動きとなりました。小型株も終始弱含みの展開が続き、日経ジャスダック平均や東証マザーズ指数や東証2部株指数は軟調となりました。 米国市場が反発となり、日本市場も下落が続いていたこともあって反発が期待されましたが、商品市況が高止まりしていることからスタグフレーション懸念も強く、世界的な景気の先行きに対しての不安が拭えないようです。上値の重さが確認されたことや為替動向も落ち着かないことなどから、下値を探る展開となりました。節目と見られる13,400~500円の水準を割り込む格好となっていますが、新たに悪い材料が出たということもなく、後場は売られ過ぎ銘柄への買戻しや値ごろからの買いを期待したいところです。