20日後場の東京株式市場では、戻りを試す展開。お昼の立ち会い外バスケット取引でやや買い決め優勢の流れを受け、平均株価は高値引けの前場終値1万6934円25銭(前日比157円37銭高)を上回り、200円超幅の上昇となっている。市場では、「きのうはタイ問題に過剰反応し過ぎた。いわば、利食いのきっかけが欲しかっただけ。タイ中央銀行が緊急対策を打ち出したことでSET(タイ証券取引所)指数は急反発しており、買い戻しの動きが強まりそうだ。ただ、海外投資家のクリスマス休暇入りが本格化するだけに1万7000円台をすんなり超えるには個人投資家の参戦意欲の高まりがポイントになろう」(中堅証券)との声が聞かれた。
東証の業種別株価指数では、午後零時44分現在で全33業種中、値上がりは32業種(前引け31業種)。鉄鋼が次第高に値上がり率トップ(前引け2位)に浮上、電機、輸送用機器も強含み、不動産が上げに転じている。あと、その他金融、保険、食料品なども堅調。
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最終更新日
2006.12.20 13:29:23