19日の米株式相場はもみ合い。ダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比2ドル40セント安の1万2565ドル53セントで終えた。
一方、ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発し、同8.10ポイント高の2451.31だった。好決算を発表したIBMなど大型株の一角に利益確定売りが出た一方、素材株や石油関連株が相場を下支えた。主な指数は方向感に乏しくもみ合った。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は午後4時までの通常取引(速報)で約16億9000万株。ナスダック市場(速報)は約20億8000万株だった。
朝方は売りがやや優勢だった。決算が予想を上回ったIBMや、決算と併せて過去の会計の見直しを発表したゼネラル・エレクトリック(GE)などが売られ、相場の重しとなった。決算期待から株価が上昇していたため、利益確定売りが出やすかった。
しかし、売りも限られた。年初以降、下落が進んだ原油先物相場がこの日は反発。エクソンモービルなど石油関連株がほぼ全面高となった。ダウ平均は18ドル高まで上げる場面もあった。
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最終更新日
2007.01.20 09:28:28