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マーケット概況
――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・日経平均 17490.19(+19.73)・東1部売買高 23.27 (億株) ・同先物 17520 (+40) ・同売買代金 29,779 (億円) ・TOPIX 1731.6 (-1.99) ・同時価総額 554 (兆円) ・東証2部 4193.83 (-10.44)・値上がり 707 ・日経JQ 2211.38 (-3.61) ・値下がり 873 ====================================================================== 30日の東京市場は続伸。日経平均は17500円台を回復する場面もあったが、 引けにかけて値を消した。 米国株高や市場予想を上回る鉱工業生産を受け て、日経平均は寄り付き段階で17500円台を回復。暫く高値圏で推移したが、 後場中頃から急速に値を消した。 13時半に発表された新日鉄の決算発表を契機に、相場全体に利益確定売り 機運が高まったようだ。新日鉄の3Q決算は事前観測を上回る増益を確保し 、通期見通しは据え置きとした。同社は3月上旬に通期見通しを出すのが恒例 で、今回見通しを変更することは有り得なかった。それにも関わらず、増額 修正への期待感が剥落した模様で一気に下げに転じ、その他鉄鋼大手や造船株 などにも売りが波及した。 新興市場動向 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― JASDAQ平均 2,211.38 -3.61 値上がり 値下がり 変わらず 値付き率 J-STOCK INDEX 1,931.08 -30.32 303社 383社 119社 88.3% マザーズ指数 1,181.13 -42.79 18社 163社 4社 100.0% ヘラクレス指数 1,924.67 -42.14 34社 113社 5社 99.4% ====================================================================== 30日の新興市場では、日経ジャスダック平均、マザーズ指数、ヘラクレス 指数ともに反落となった。寄り付き直後は小高く推移したが、大幅な下方修 正銘柄が引き金となってマザーズ指数とヘラクレス指数は前場早々に反落。 ジャスダック平均も全体相場の地合いに押され上げ幅縮小となり、後場中頃 からは下げに転じた。 ジャスダック市場では、楽天やEトレード、オプト、プロパスト、テレウ ェイヴなど主力銘柄は軒並み下落。好業績のNIFやイーシー・ワン、住商 の完全子会社となる日本カタンなどが値を飛ばしたが、業績低迷のリーバイ スやトッキ、前日大幅高した構造計画などが値を崩した。 マザーズ市場では、ネットエイジやミクシィ、ゲームオン、GCA、サイ バーAなど売買代金上位銘柄は総じて軟調。大幅な下方修正となったアドウ ェイズを始め、アフィリエイト関連は大きく売り込まれた。一方、大和が格 上げしたDeNA、物流施設の開発ファンドを新設した日本レップなど上昇 した銘柄は僅か18にとどまった。 ヘラクレス市場では、ダヴィンチやASSET、大証、ゼンテック、ハド ソンなどが主力組は概ね安い。イーシステムやセラーテム、ビジトラが人気 化。反面、燦キャピタルやハブ、ターボリナックスなどがさえない。 NYDOW 12490.78 +3.76 NASDAQ 2441.09 +5.60 CME 17530 +50(大証比) NY円 121.83 +0.36 売り2610万株、買い4740万株と、2130万株の大幅な買い越し 市場では、「投信売りがマーケットを抑えたようだ。一方で欧州系は継続買いに 動いているが、外国人好みの主要ハイテク決算が本格化するのはこれからであり、 注意深く見守りたい」(米系証券)、「新日鉄は決算売りの格好だが、上昇ピッチ に見合った一時的な利益確定売り。この株に限らず、第3四半期の収益進ちょく率 を踏まえ、再度見直されるだろう」(準大手証券 ・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 6644|大崎電気工業 | 994| 83| 9.11| 2| 1898|世紀東急工業 | 109| 8| 7.92| 3| 4967|小林製薬 |4550| 320| 7.57| 4| 5408|中山製鋼所 | 486| 34| 7.52| 5| 3730|マクロミル |377000| 25000| 7.1| 6| 4912|ライオン | 663| 41| 6.59| 7| 5486|日立金属 |1416| 86| 6.47| 8| 2301|学情 |1370| 79| 6.12| 9| 4543|テルモ |4840| 250| 5.45| 10| 2678|アスクル |2325| 120| 5.44| ・値下がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 3341|日本調剤 |3210| -500| -13.48| 2| 6917|デンセイラムダ |1970| -260| -11.66| 3| 6707|サンケン電気 |1260| -152| -10.76| 4| 8583|UFJニコス | 457| -46| -9.15| 5| 1970|日立プラント | 625| -51| -7.54| 6| 6407|シーケーディ |1213| -90| -6.91| 7| 4518|富山化学工業 | 930| -55| -5.58| 8| 6519|エネサーブ | 484| -28| -5.47| 9| 3107|大和紡績 | 399| -23| -5.45| 10| 9358|宇徳運輸 | 485| -27| -5.27| 7751 キヤノン 6390 -110 前日の決算発表を受けて注目された本日の動向だが、買い先行後は伸び悩む展開に なっている。前期実績は想定をやや上回る内容だったが、特にサプライズまでには 至らず、今期見通しに関してはややコンセンサスを下回る予想のようだ。本日は出 尽くし感が先行する形、みずほの投資判断「1」から「2」格下げもマイナスに響 いているようだ。 5401 新日鉄 704 -7 朝方は買い先行、中山製鋼所や中部鋼鈑との資本・業務提携を拡大する方向などと 伝えられており、業界再編の動きを評価する動きが強まっている格好。また、後場 に発表予定の決算に対する期待感も先行する形へ。なお、本日は外資系からの買い オーダーが目立っているなどとの観測も多く聞かれていた。ただ、決算発表後は急 速に伸び悩む。第3四半期経常利益は4379億円で前年同期比5.1%増と増益を確 保、先に観測報道で伝えられた4200億円強との水準も上回った。ただ、インパク トはそれほど大きくなく、通期予想の変更も行っていない。直近の上昇には決算へ の期待感も高まりかけていただけに、換金売りの動きがひとまずは優勢の模様。 6707 サンケン 1260 -152 きつい下げ。昨日発表した第3四半期の決算内容が嫌気されているようだ。第3四 半期のみでは、営業利益は前四半期比では58%の大幅減益となった。パワーモジ ュールの赤字拡大、CCFLの収益性低下などが背景となっている模様。CSでは 投資判断を「ニュートラル」から「アンダーP」に格下げ、三菱UFJでも「2」 から「3」に格下げしている。 4182 ガス化 1286 +49 強い動き。CLSAが投資判断を新規に「BUY」、目標株価を1650円としている。 化学セクターの中でバリュエーションは最も低く、市場ではメタノール価格の変動 を懸念しすぎているとしている。09.3期まで7期連続での増益を予想と。 4967 小林製薬 4550 +320 大幅反発。メリルが投資判断を「中立」から「買い」に格上げで5200円目標とし ている。同社子会社のコバショウとパルタックの経営統合協議開始を受けて、同社 の持ち株比率の低下幅によっては、同社の財務指標は大きく変化、業界首位の高マ ージン企業になるとしている。業績下方修正直近売り込まれており、格好の押し目 買い材料につながっている。 6753 シャープ 2015 +18 しっかり。CSでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」、目標 株価を1920円から2300円にそれぞれ引き上げている。液晶銘柄の本格的なボト ムアウトが迫ってきたとしており、同社に対する懸念材料も明日の決算発表で払拭 されるとみているようだ。なお、CSでは松下電産の投資評価を「アウトパフォー ム」から「ニュートラル」に格下げへ。 5195 バンドー化 629 +19 買い気配。JPモルガンが投資判断を新規に「オーバーウェイト」、目標株価を820 円としており、買い材料視されているようだ。アジアの利益貢献や国内の利益率改 善により、一定の成長が見込まれる企業とし評価しているもよう。アナリストのカ バーが少ない銘柄でもあり、インパクトは強まる格好のようだ。 昨日末の日経平均株価は反発。朝方は売りが先行したものの、昨日の安値は17319 円と、先週末につけた安値17300円を下回らなかった。現状は1月11日安値16758円~ 25日高値17617円までの上昇に対する調整局面と見られるが、その38.2%押しである 17290円水準で下げ止まった格好である。なお、1月22日以降の相場では、23日の安 値が17321円であり、先週末、そして昨日の安値も先述のとおりで、17300円水準が 次第に下値抵抗線として意識されてきた。一方、上値は17500円台前半が強い上値抵 抗線になりそうだ。ここは、1月24日に大商いをともないながらもみあったゾーン (17498円~17553円)である。しかし、ここを上回ることができれば、昨年来の高 値17617円の突破から、17300円を底値とした新たな上昇トレンドが形成される可能 性が強まる。その場合、2000年7月4日の戻り高値17661円の節目もあるが、中期的に は大発会の高値17379円(4日)~11日安値までの下落に対する倍返しとなる18000円 ちょうども目標値になる。 強気材料 ・米国株は小幅上昇、M&Aや原油下落を好感 ・シカゴ225先物清算値は大証比50円高 ・アドバンテスト上昇、下方修正が悪材料出尽しに、市場心理改善 ・ソフトバンク堅調、ミクシィが一時ストップ高、個人の投資マインド回復 ・NY円相場は続落、1ドル121円75-76銭 ・資源価格の下落が企業業績を押し上げる ・石川島、航空エンジン5割増産 ・米フラッシュメモリーのスパションが時間外で上昇、見通しを好感 ・米通信サービスのベライゾンが続伸、減益も予想上回る ・NY原油先物は反落、投機筋の売り優勢 ・ロンドン株式、FTSE百種は反発 ・フランクフルト株式、DAXは反発 ・米USスチールが時間外で上昇、予想上回る決算 弱気材料 ・決算発表本格化で様子見ムード強まる ・日経平均、目先的な達成感が強まり強弱感 ・NY債券は小幅安、10年債利回りは0.02%高い ・NY金相場は続落 ・米介在指標相次ぎ様子見ムード ・先物市場での仕掛け的な大口売買 ・昨年来高値急増、1ヶ月ぶり水準で過熱感 ・米半導体株SOX指数は下落、長期金利上昇を嫌気 留意事項 ・経産省、自然エネルギー供給量3倍に拡大、電力会社に義務付け ・新OS「ウインドウズ・ビスタ」世界一斉発売 ・12月の有効求人倍率 ・12月の完全失業率 ・12月の家計調査 ・12月の鉱工業生産指数速報 ・06年の自動車生産・輸出 ・中小企業月次景況観測 ・日興CGの特別調査委が結果公表 ・閣議 ・米連邦公開市場委員会(FOMC) ・EU財務相理事会 ・海外決算---3M、P&G、メリル、サンディスクなど ・米メリルリンチ、富裕層資産運用に強みのある米銀を買収 ・決算--日清製粉G本社、王子製紙、CTC、ヤマトHD、高島、ミクシィ、 JFE商事HD、大紀アルミ、住友重機、ワコム、ソニー、TDK、 新光電気工業、パスコ、JR東日本、関西電力、日立ソフト、MTI、 ナブテスコ、いすゞ、コメリ、JR東海、京セラ、新日本製鉄、NTTデータ、 スクウェアエニックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.01.30 20:14:51
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