「ドラえもん」勝手に最終話 男性が謝罪
~日経新聞 2007/05/30 38 面から
藤子・F・不二雄さんの人気漫画「ドラえもん」の「最終話」と称して
偽のストーリーを勝手に漫画化して販売していた男性が、発行元の小学館と
藤子プロからの警告を受けて29日までに謝罪し、売上金の一部を同プロに
支払った。
話題になっているドラえもん最終話『のび太くん、宿題は済んだかい?』のFLASHアニメ版がこちらで公開されています。
http://csx.jp/~vaiosqare/doraemon/doraemonfinal.html
とても良くできたストーリーで、作者が違うとはいえ、人気が出たことも分かります。
どうやら、このFLASHアニメ版は、営利目的ではないため、特に警告を受けていないようですが、冊子として販売されたマンガが問題とされたようです。
小学館などから警告を受けた冊子は、昨年末まで500円で秋葉原の書店などで販売されていたもの。
現在は、絶版となってしまったため、ヤフーオークションで数万円という高値を付けています。
今回のニュースを受けて、さらに値上がりする可能性が高いといえそうです。
小学館が回収のために買取っているという噂もあります。
この500円の冊子は、これまでに13,000部が販売されたそうです。
この発行部数の多さが、小学館の目にとまったようです。
小学館担当者の弁は下記です。
これまでもそこそこのことであれば見過ごしてきましたが、
ネットで野放図に拡大されていくことには強い危機感を覚えます。
もしドラえもんに最終回があるとすれば、それは亡くなられた
藤子先生の胸の中だけであり、この『ドラえもん 最終話』に
よって、先生が作り上げた世界観が変質してしまうようなことが
あってはならないと思っています。
日本国内で1億部以上を売り上げたドラえもんが、1万部程度の同人誌に目くじらを立てることも無いように思いますが、この冊子があまりにドラえもんの単行本とイメージが似通っていたことが大きな要因となったようです。
本物のドラえもんには、最終話はないようです。
ただ、テレビ放送の最終放送として特番で放送された番組が、
「ドラえもんに休日を?!」です。
いくつになってもドラえもんは面白いですね。
藤子先生の胸の中にある最終話も見てみたかったです。
《関連Webサイト》ドラえもんチャンネル http://dora-world.com/