ロボット玩具 機能充実 団塊ジュニア、子供と楽しむ
~日経新聞 2007/12/07 35 面
人型や昆虫型など、多様なロボット玩具が人気を集めている。手ごろな価格
ながら、充実した機能を備えるのが特徴。幼いころにロボットアニメなどに
親しんだ30―40代の男性が子どもと一緒に遊ぶために購入するケースが多い。
またペットの代わりとして買い求める女性も増えている。
昨今、働き盛りを迎えた団塊ジュニア世代が、購買層として注目されています。
Wii、iPod、DS、ニッサンGT-R、ハイビジョンビデオカメラなど、先日、日経MJで発表された2007ヒット商品番付の上位商品についても、団塊ジュニア世代が牽引するところが大きいといえます。
団塊ジュニア世代といえば、子供の頃、ロボットアニメの全盛期を迎えた世代です。
マジンガーZ、機動戦士ガンダム、勇者ライディーン、マクロス、エヴァンゲリオンからドラえもん、ヤッターマンなど、当時のアニメの主役はその多くがロボットでした。
大げさに言えばロボットが未来の象徴であるように受け止めた最初の世代といえるのではないでしょうか。
その影響もあってか、ロボット技術に関して、日本は現時点で世界一だといえます。
車などを組み立てる産業ロボットの分野では、長年にわたって日本企業が世界トップのシェアを誇っています。
そのロボット技術が進化し、比較的安価なホビーとして、家庭で遊べるようなレベルになったといえます。
現在、自立歩行する人間型ロボットとして、最も売れているがタカラトミーの「Omnibot 17ミュー i-SOBOT」。
実売価格は28,000円程度。世界最小の2足歩行ロボットです。
この価格で2足歩行できることだけでも正直感動しますが、コントローラーで自由に操作したり、あらかじめ記憶した200種類程度のアクションをすることができます。
倒れた状態から立ち上がることはもちろん、片足でバランスをとったり、キックの動作をすることもできます。さらに、プログラムすることにより、好きな動作をさせることも可能。
また、あらかじめ記憶した音声を話したり、音声認識までできます。
子供に買い与えるにはかなり高額な商品ですが、親が購入して子供と一緒に遊ぶには格好のおもちゃといえます。
先月はほぼ売り切れ状態が続いていましたが、今月に入ってメーカーが増産したためか、在庫が豊富にあるようです。
来年のヒット商品番付には、ロボット玩具が登場しそうですね。
i-SOBOT
http://www.isobotrobot.com/
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最終更新日
2007.12.09 09:52:37