<日経平均>
13,779.81 ▼162.27
<東証一部>
出来高 8億3,463万株
値上がり銘柄数 405
値下がり銘柄数 1,224
<為替>
107.26 ▼0.43
米国株安、円高を嫌気して幅広い銘柄に売り先行
20日の米国市場が大幅安となり、為替も円高に振れたことなどから売り優勢の始まりとなり、日経平均はシカゴ市場の日経平均先物の清算値に鞘寄せするように大幅に下落して始まりました。日経平均の13,700円を割り込むところでは、目先筋の押し目買いや買戻しなどから切り返しましたが、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越しと伝わっていたこともあって上値は重く、戻りは限定的となりました。引け際には買戻しを急ぐ動きもありましたが、日経平均は13,800円まで届かずに前場の取引を終えています。
主力株はほぼ全面安となりました。電力株や食品株などのディフェンシブ銘柄には堅調な銘柄も散見されましたが、米国で金融機関への懸念が高まっていることから国内の銀行・証券株も軟調、米国景気の先行き不透明感や円高を嫌気して自動車株やハイテク株などの輸出関連銘柄も軒並み値を下げているほか、海運株や商社株などの好調な業績が期待される銘柄も利益確定売りなどに押され軟調となりました。小型株も主力株が値下がりするなか軟調な銘柄が目立ち、日経ジャスダック平均は軟調、東証2部株指数や東証マザーズ指数は大幅安となりました。
米国景気や金融機関に対する不安や、為替も円高に振れたことも嫌気され、日本市場も大幅下落となっています。それでも下値の目処と見られる13,500円水準までは下落せず、13,700円近辺で下げ止まっているような格好となり、軟調ながらも下値は限定的となっています。今週は注目される経済指標の発表や米FOMCが控えており、積極的には動き難いところだと思われますが、日本市場は先週末米国市場の下落を先取りするかのように大幅下落となっていたことから、後場も大きく売られるようなところでは買い戻しや売られ過ぎの修正が期待できるのではないでしょうか。
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最終更新日
2008.06.23 12:19:18