故・松田優作氏のために書かれた30年前の脚本を、
藤原竜也主演で映画化した『カメレオン』
主演の藤原竜也、水川あさみ、阪本順治監督。
映画は、暗い過去を抱えながらも、いまは気楽に生きる青年が、
国を揺るがす事件に巻き込まれていく姿を描いたハードボイルド・アクションで、
藤原竜也がいままでのイメージを覆すようなダーティな役柄と、
本格アクションに取り組んだことでも話題の作品。
撮影を振り返った藤原は「いままで自分で役をせばめたり、小さくしていたところがあったが、阪本監督と出会い、アクションにも挑戦できたことで、いままでと違う方向にも進めるんじゃないかと思う」と新境地に挑戦した心境を語り、階段を背中で滑り降りる特に危険なアクションシーンについても、「本当は高所恐怖症なんですけれど、勢いで(笑)。疾走感のある、いいシーンになったと思います」と自信をみせていました。
また、松田優作氏の主演を念頭に書かれた脚本だけに、「松田さんを意識した?」との質問には、「意識は全くしませんでしたね。偉大な先輩を僕がなぞってもしょうがないことですし、自分としては『カメレオン』という作品を、いま、阪本監督たちとどう作ればいいのかを考えました」と藤原竜也。
阪本順治監督も「30年前の脚本だからこそ、いまの俳優さんたちと“掛け算”で面白いものが見せられればと思った」と語り、水川あさみも「アクションだったり、藤原さんの表情だったり、いろいろな見方が出来ると思うので楽しんで」作品をアピールしていました。
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最終更新日
2008.07.04 10:30:47