<NYダウ>
8835.25 △552.59
<NASDAQ>
1596.70 △97.49
<為替:NY終値>
97.69-97.75
昨日の米国市場は、非常に振れの大きい値動きの後、大幅反発となりました。朝方は失業保険申請者数が今回の景気後退局面で初めて50万人の大台に乗り市場予想より悪化したことや、ウォルマート(WMT)の年間収益見通しの下方修正など、米国のGDPの約7割を占める個人消費の悪化を裏付ける材料が出ましたが、ダウ平均は小じっかりと寄り付きました。しかしながらその後はヘッジファンドの換金売りと見られる売り物に押されて徐々に下落、午後早くにはダウは前日比300ドル超の大幅安となり、S&P500は年初来安値を更新しました。
しかしながら、ダウ平均が8000ドルを割り込んだ辺りからバリュー投資と見られる買い物がエネルギー株や不動産株に出始め、急速に下げ幅を縮小、その後は買いが買いを呼ぶような展開となり、引け前50分程度でダウ平均は500ドル以上上昇、結局前日比550ドル以上値を上げる大幅高の引けとなりました。テクニカル的に下落トレンドが破られたと主張する向きもあり、出来高も先月半ば以来の大商いとなりました。当面のヘッジファンドの換金売りが一巡したとの安心感が広がった印象がありました。
業種別では、S&P500主要10業種が全て上昇となる全面高でしたが、中でもエネルギーは11%以上の大幅上昇でした。
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最終更新日
2008.11.14 09:40:28