総務省が28日発表した10月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は物価変動の影響を除いた実質で前年同月比3.8%減り、8カ月連続で減少した。1世帯あたりの消費支出は29万1504円。景気の悪化を受けて、交際費などの支出を絞り込む動きが目立った。
10月は消費者の節約志向が鮮明だった。不要不急の支出にあたる交際費のほか、通信費や国内外のパック旅行費への支出が減った。食パンへの支出が減るなど、値上がりした商品の購入を避ける動きもみられる。
このため、可処分所得に対する消費支出の比率を示す平均消費性向が77.2%と、10月としては調査を始めてから過去最低の水準となった。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.11.28 14:48:34