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マーケット概況
――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・日経平均 8859.56 (+112.39)・東1部売買高 8.54 (億株) ・同先物 8830 (+80) ・同売買代金 5,663 (億円) ・TOPIX 859.24 (+4.47) ・同時価総額 279 (兆円) ・東証2部 1939.1 (+9.11) ・値上がり 1152 ・日経JQ 1092.1 (+5.11) ・値下がり 425 ====================================================================== 30日の東京市場は続伸。朝方の売り一巡後に上昇へ転じた。米国株安を受 けて、朝方の東京市場は売り先行。日経平均は小安く寄り付いたが、下値の 固さに加え、米財務省によるGMAC、GMへの資金投入との報道がショー トカバーを誘発した。 歴史的な暴落となった2008年相場は幕を閉じた。商品市況の乱高下や、急 速な円高進行、サブプライムローン問題に端を発した金融危機がリーマン・ ショックが追い討ちとなった。日経平均は昨年末に比べて42.12%(6448円22 銭)下落し、日本のバブルが崩壊した1990年の下落率(38.72%)を上回り、 過去最大を記録した。10月に2003年4月末に付けたバブル崩壊後の安値(7603 円)更新し、一時1982年10月6日以来となる7000円割れの場面もあった。 しかし、景気刺激策への期待感などから年末にかけて戻りを試す展開。12 月は薄商いながらも堅調に推移し、大納会にかけて一段高となる「棹尾の一 振」がみられ、11月10日(9081円)以来の高値で取引を終えた。これまで、 上値抵抗となっていた8700円台を突破し、月間ベースでは7ヵ月ぶりに上昇 に転じるなど、ようやく底入れのムードが漂いつつある。NTTなど東証1部 の13銘柄(225採用は7銘柄)が売買停止になっている銘柄には、出遅れ感が 台頭しており、大発会はご祝儀相場が期待できるかもしれない。とはいえ、 問題は東京市場が年末年始で休場中の欧米市場の動向。昨年のように株式相 場が崩れ、円高進行が加速すれば大発会は大幅安となる可能性も否定できず、 注意を払いたい。 新興市場動向 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらず 日経ジャスダック平均 1092.10 +5.11 1398万株 295社 184社 103社 マザーズ指数 323.47 -1.87 197万株 102社 72社 9社 ヘラクレス総合指数 495.02 +0.02 98万株 85社 54社 12社 ====================================================================== 30日の新興市場は、日経ジャスダック平均が4日続伸、マザーズ指数は反落、 ヘラクレス指数は3日続伸。ジャスダック市場は値付け率69%と選別物色が強 まったが、売買代金は半日立会ながら先日(66.4億円)を上回った。一方、 マザーズ市場とヘラクレス市場は薄商いの中で値動きも小幅にとどまった。 ジャスダック市場では、TBS株の評価損650億円を計上すると伝えられた 楽天は大幅高。セブン銀やJCOM、ローソンチケット、MAGねっと、カ ルナバイオなども上昇した。マクドナルドやフェローテック、アクセス、プ ロパスト、テレウェイヴ、第一興商などは下落した。 マザーズ市場では、グリーやNPCなどの上位銘柄に買いが入るも、サイ バーAやミクシィ、ACCESS、フリービット、アクロディア、USJ、 ngi、日本風力開発など売られた、また、業績・配当の下方修正が嫌気さ れたMKキャピタルはストップ安売り気配で値がつかなかった。 ヘラクレス市場では、マネパやダヴィンチ、大証、デジタルアーツ、アー ルテック、CFI、エン・ジャパンなどが軟調。一方、ハドソンやベリトラ ンス、アパマン、ASSET、ぐるなびなどが指数を下支えした。 NYDOW 8483.93 -31.62 S&P500 869.42 -3.38 NASDAQ 1510.32 -19.92 CME 8870. 120(大証比) NYドル円 90.65 -0.11 寄り付き前の外資系証券経由の注文状況は、1400万株の売りと830万株の買いで差し引き570万株の売り越しと観測 市場からは「年明けはオバマ新政権などへの期待と実体経済などの先行き不安が 入り混じって9000円台でもみ合いが続きそうだが、環境関連銘柄などが継続物 色され、底堅い展開が見込めるだろう。当面の上値メドは10月急落後の戻り高値 として9500円台が意識され、4月ごろから企業業績の見通しを確認した後にこ の水準をクリアできれば、1万1000円台もみえてくる」(リテラ・クレア証券 ・出来高上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 出来高| 1| 6674|GSユアサ | 535| -8| 44794000| 2| 6701|日本電気 | 297| 25| 36595000| 3| 8306|三菱UFJ | 549| -7| 31933200| 4| 6764|三洋電機 | 166| 5| 31920000| 5| 6502|東芝 | 366| -2| 21145000| 6| 8031|三井物産 | 901| 26| 16227000| 7| 7201|日産自動車 | 320| 1| 15526400| 8| 7211|三菱自動車工業 | 122| 1| 14471000| 9| 5401|新日本製鉄 | 290| 0| 13546000| 10| 5302|日本カーボン | 265| 7| 13247000| ・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 9937|セシール | 137| 33| 31.73| 2| 6793|山水電気 | 6| 1| 20| 3| 6974|日本インター | 179| 28| 18.54| 4| 5998|アドバネクス | 89| 13| 17.11| 5| 5917|サクラダ | 7| 1| 16.67| 6| 8902|パシフィック |14600| 2000| 15.87| 7| 1872|アゼル | 8| 1| 14.29| 8| 6966|三井ハイテック | 485| 59| 13.85| 9| 6363|酉島製作所 | 927| 100| 12.09| 10| 4041|日本曹達 | 355| 38| 11.99| ・値下がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 8980|LCP投 |55000| -5000| -8.33| 2| 1377|サカタのタネ |1320| -116| -8.08| 3| 6665|エルピーダ | 538| -47| -8.03| 4| 5912|日本橋梁 | 265| -19| -6.69| 5| 6766|宮越商事 | 361| -23| -5.99| 6| 8304|あおぞら銀行 | 83| -5| -5.68| 7| 5391|A&Aマテ | 71| -4| -5.33| 8| 9989|サンドラッグ |2490| -140| -5.32| 9| 8984|ビライフ投 |172000| -9500| -5.23| 10| 9065|山九 | 327| -18| -5.22| 9831 ヤマダ電機 6180 +210 しっかり。来年末、中国に海外1号店を出店すると報じられている。海外展開への実 験店への位置づけとも捉えられるが、国内市場における成長鈍化懸念が意識される なか、中長期での成長を視野に入れた積極展開として評価の動き優勢に。 6326 クボタ 634 +15 強い動き。一部報道では、農林水産省が農地法改正案を来年の通常国会に提出する ことになったと伝わっている。農地の貸し借りの大幅な規制緩和などが柱となって いるもよう。農業機械の需要増加、機械の大型化などにつながるとして、農機の最 大手企業として物色が向かう展開。井関農機なども活況となっている。 6674 GSユアサ 535 -8 反落。ここにきて上昇ピッチを速めていたほか、年末年始休暇を控えて、短期資金 を中心とした利食いの動きが先行している。東証が日々公表銘柄に指定など、取引 規制の動きなども手控えにつながる格好か。ただ、本日はローソンが電気自動車ア イミーブを導入といった報道も伝わっており、引き続き、リチウム電池関連の中心 格として期待は大きい状況。 9861 吉野家 107200 -3900 売り優勢。前日に第3四半期の決算を発表、営業利益は22億円で前年同期比57%減 益、最終損益は8.3億円の赤字となった。9-11月期では同77%減益となっている。主 力の牛丼関連事業は順調だが、新規連結となったどんのマイナス寄与、ラーメンの アールワンの不振などが響いた格好。通期予想の変更はないが、下ブレ懸念なども 先行する。 5108 ブリヂストン 1327 +47 買い先行。みずほでは投資判断を「3」から「1」に2段階格上げ、目標株価を1760 円に設定しており、注目度が高まる展開に。PBR水準などの割安感に加えて、来 期大幅増益を確保可能という点で、今後は魅力が強まっていくとの評価。ちなみ に、来12月期営業利益は30%増益を予想している。なお、みずほでは、住友ゴムの 投資判断も「3」から「2」へ格上げ。 強気材料 ・NY債券市場、2日続伸(10年債利回り0.02%下落) ・NY金相場、3日続伸 ・欧州株、上昇 ・LMEニッケル先物、4日ぶり反発 ・日経平均、小幅ながら3日続伸 ・環境関連株、堅調 弱気材料 ・米株、3日ぶり反落 ・SOX指数、2日続落 ・DRAMスポット、下落 ・東証1部の売買代金、3日続けて1兆円割れ ・REIT指数、反落 留意事項 ・NYドル円相場(90円65銭-71銭) ・NY原油先物、2日続伸(1バレル=40.02ドル) ・政府日銀、不良債権買い取り再開検討観測 ・農地法改正案、来年の通常国会に提出観測 ・自民加藤氏と山崎氏、新党結成視野に勉強会発足観測 ・あいおいとニッセイ同和、先行合併観測 ・長期金利、変わらず(10年債利回り1.200%) ・大納会(大納会最後の半日取引) ・12月の独消費者物価指数 ・10月の米S&Pケースシラー住宅価格指数 ・12月の米シカゴ購買部協会景気指数 ・12月の米消費者信頼感指数 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.12.30 18:15:23
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